DmarcReport(DuoCircle)の代替製品・競合サービス徹底比較【主要6選】
2025年2月28日
著者: Milena Baghdasaryan
翻訳: 古川 綾乃
この記事はPowerDMARCのブログ記事 Top 6 DmarcReport (by DuoCircle) Alternatives and Competitorsの翻訳です。
Spelldataは、PowerDMARCの日本代理店です。
この記事は、PowerDMARCの許可を得て、翻訳しています。
2026年現在、DmarcReportには多くの代替製品や競合サービスが登場しており、ユーザがニーズに合った製品を選ぶのは簡単ではありません。
本記事では、市場の全体像を整理し、各製品の長所と短所を比較することで、個人・企業それぞれの立場から、適切な判断を行うための情報をわかりやすく解説します。
主なポイント
- DmarcReportには多くの利点がありますが、利用環境によっては不便に感じられる点もあります。
- PowerDMARC、Valimail、dmarcian、Mimecast、MxToolbox、Proofpointなどが代表的な代替製品として挙げられます。
- 最適な選択肢は、価格、スケーラビリティ、使いやすさ、機能の多様性など、いくつかの要因によって異なります。
- PowerDMARCは高度な機能を備えており、競合製品の中でも機能面の評価が高く、2026年時点で導入事例が増えています。
DmarcReportの概要
メールセキュリティ企業であるDuoCircleは、DMARC分析を簡素化するためにDmarcReportを開発しました。
複雑なDMARCデータを実用的な形で可視化し、企業のメールおよびブランドの信頼性維持を支援しています。
DmarcReportは、集計およびフォレンジックレポート、RESTful API、MTA-STS、BIMI、TLS-RPT、MSP向けのホワイトラベルDMARCサービスなど、組織全体でメール通信を保護するため組織全体のメール通信を保護するための機能が幅広く用意されています。
しかし、市場にはDmarcReportの代替製品が多数存在するため、より幅広い機能やコスト面を重視し、他のツールを選択するケースもあります。
ここからは、代表的な代替製品について紹介します。
DmarcReportの代替製品
以下は、検討可能な代表的なDmarcReportの競合製品です。
1.PowerDMARC
PowerDMARCは、DMARC、SPF、DKIM、TLS-RPTなどに対応したメール認証ソリューションで、AIを活用したドメインセキュリティの監視・レポート・分析機能を備えています。
また、SPFマクロに対応したホスト型SPFも備えており、SPFのinclude数制限を気にすることなく、複数の設定を容易に管理できます。
また、PowerDMARCはMTA-STSとBIMIもサポートしており、メール通信のセキュリティ強化に加え、ブランドロゴを表示することで、受信箱上でブランドの信頼性を視覚的に高めることができます。
利点
- PGP暗号化によるフォレンジックレポートを利用できます。
- マルチテナントおよびマルチドメイン管理機能により、MSP(マネージドサービスプロバイダ)に適しています。
- SPF、DKIM、DMARCプロトコルの自動化が容易です。
- 充実したドキュメントと迅速なカスタマーサポートが提供されます。
- Fortune 100企業を含む、世界中の2,000以上の組織で導入実績があります。
- 高い稼働率SLAが保証されており、継続的なメールセキュリティ監視にとって非常に重要です。
欠点
- 一部の高度な機能を使用するには、サブスクリプションのアップグレードが必要であり、小規模企業にとってはコストが高くなる可能性があります。
2.Valimail
Valimailは、DMARC強制、メール詐欺対策、継続的な監視など、高品質なメール認証サービスを提供しています。
プラットフォームは、受信・送信の両方のメールに最大限のセキュリティを確保することを目指しており、メール通信のすべての段階をカバーします。
Valimailは、FedRAMP認証を受けたDMARCベンダーであり、特にデータのプライバシーとセキュリティを重視するユーザ(例:政府機関)にとっては重要な判断材料となります。
利点
- 基本的な監視が可能な無料プランが提供されており、小規模企業にも利用しやすいです。
- Smart Alerts機能により、ビジネスに重要なアカウント変更を通知する設定が可能です。
- GoogleおよびYahooの基準への準拠を支援します。
欠点
- MTA-STS管理およびTLSレポートには対応していません。
- G2のユーザレビューには、「配信問題の詳細確認ができず、TLSレポートなどの便利な追加機能が欠けている」との指摘があります。
- 価格が高すぎると感じるユーザもいます。
3.dmarcian
dmarcianプラットフォームは、DMARCデータの可視化に重点を置いており、企業がメール認証のギャップを特定するのに役立ちます。
DMARCのXMLレポートを受信・解析し、一般ユーザにも理解しやすい形式で可視化します。
また、公開DNSレコードを監視し、構文エラーを通知し、改善提案も行います。
30日間のトライアルが提供されており、ユーザは機能を試してから有料プランを検討できます。
利点
- 基本的なメールセキュリティニーズに対して使いやすいツールです。
- 競争力のある価格設定がなされています。
- ドメインのなりすましを効果的に防止します。
欠点
- 有料サービスは小規模組織にとってコストが高くなる場合があります。
- ホスト型MTA-STSおよびTLS-RPTに対応していないため、包括的なソリューションを求めるユーザには不向きかもしれません。
- DNSルックアップ数の制限を厳密に管理したいユーザには、必ずしも適した選択肢とは言えません。
4.Mimecast DMARC Analyzer
Mimecastのサービスは、主にGoogle Workspace、Microsoft Exchange、Microsoft Office 365向けに設計されています。
300以上の統合に対応しており、MSP(マネージドサービスプロバイダ)にとって非常に適しています。
即時DNS更新が可能であり、DMARCに不慣れなユーザにもわかりやすいレポートを提供します。
利点
- 詳細なインサイトを得られる高度なレポート機能を提供します。
- 迅速かつ手間のかからないDNS更新により、脅威の早期発見と対処が可能です。
- メール脅威に対する包括的な保護を実現します。
欠点
- 初心者にとってはインターフェースが難解な場合があります。
- 無料プランは提供されておらず、まず試したいと考えるユーザには不便です。
- DMARC認証に失敗したメールのブロック解除が難しいとの声があります。
5.MxToolbox
MxToolboxは、ドメインおよびIP管理におけるDmarcReportの代替製品として広く利用されています。
リアルタイムのブラックリスト監視や、SPFおよびDKIMレコードの設定支援を提供します。
メールの配信性に関する問題の特定と対応が容易に行えますが、インターフェースは非技術者にとって難しく感じるかもしれません。
MxToolboxは、複数のドメインを管理するITチームにより適しています。
利点
- ドメイン管理のための多様なツールを提供しています。
- ブラックリストおよびメール認証に関するリアルタイム監視を提供します。
- SPFおよびDKIMのセットアップが非常に簡単になります。
欠点
- 主にドメインおよびIP管理に特化しており、DMARC全体の管理には向いていません。
- インターフェースが非技術者にとっては圧倒的に感じる可能性があります。
6.Proofpoint Email Fraud Defense
Proofpoint Email Fraud Defenseは、大規模な組織に最適な高度な詐欺防止機能を提供します。
包括的な脅威インテリジェンスとメールヘッダー分析機能を備えています。
データ損失防止、メールのアーカイブ、電子的証拠開示にも対応しています。
Proofpointは、複雑なメールインフラを管理可能にするエンタープライズレベルの機能を提供します。
利点
- AIを活用したフィッシングURLチェッカーを提供します。
- 非常に大規模な組織でも必要十分な機能がそろっています。
- メールベースの脅威に対する高度な保護が得られます。
欠点
- UIおよびサービスの多さが新規ユーザにとっては難解または圧倒的に感じられる可能性があります。
- 高コストとされることが多く、予算に制限のある小規模企業は他のDmarcReport競合製品を検討するケースも少なくありません。
- 多くの小規模企業にとっては、複雑すぎて不要な機能が含まれている可能性があります。
なぜDmarcReportの代替製品を検討するべきなのでしょうか?
DmarcReport以外の選択肢を検討したくなる場面はいくつかあります。
たとえば、MTA-STSやBIMIなどの機能が必要な場合、DmarcReportの提供範囲では不足することがあり、別のサービスを検討する余地があります。
ただし、判断材料はこれだけではありません。
価格や運用体制など、複数の観点を踏まえて自社に合うサービスを選ぶことが重要です。
次の観点をできるだけ満たすソリューションを探すと選びやすくなります。
- 価格設定
- スケーラビリティ
- 高度な機能の有無
- 使いやすさ
- ガイド資料や学習リソース
- カスタマーサポートの利便性と一貫性
なぜPowerDMARCが有力な代替候補となるのか。
使いやすさ・機能の豊富さ・拡張性・価格のバランスを満たすツールは簡単には見つかりませんが、PowerDMARCが候補として挙げられます。
PowerDMARCは、DmarcReportの優れた代替製品のひとつであり、以下のような特徴を備えています。
- DMARCの迅速かつ手間のかからない設定
- 柔軟で便利な価格体系
- 豊富なAPIエンドポイント
- PGPで暗号化されたフォレンジックレポート(障害/インシデントレポート)
- SPF、DKIM、DMARC、MTA-STS、BIMIを含む多数のドメインセキュリティ分析サービス
- カスタムスケジュールによるPDF形式のDMARCレポート
- SAML/SSOによるマルチテナンシー
- 12言語以上に対応したサポート
- 24時間365日対応のカスタマーサービス
まとめ
まずは自社の要件(対象ドメイン数、運用体制、必要機能、予算)を整理し、複数のサービスを比較したうえで最適なものを選ぶことが重要です。
PowerDMARCは機能と運用性のバランスを重視する場合に、有力な候補の一つになります。気になる場合は、デモやトライアルで使用感を確認すると安心です。