DMARCトレーニング:メール認証の専門家になるには?
体系的なトレーニングでメールセキュリティを学ぶ
2024年3月23日
著者: Ahona Rudra
翻訳: 永 香奈子
この記事はPowerDMARCのブログ記事 DMARC Training: How to become an Email Authentication Expert? の翻訳です。
Spelldataは、PowerDMARCの日本代理店です。
この記事は、PowerDMARCの許可を得て、翻訳しています。
DMARCのトレーニングは、ビジネスにおいてDMARCをどのように使用するかを学ぶために重要です。
DMARCは簡単に設定および維持できますが、正しく使用する方法を知ることも重要です。
オンラインストアを運営している場合や、顧客向けにメールサービスを提供している場合は、DMARCについて理解する必要があります。
単にスパムを防ぐことだけでなく、送信ドメインから送られるすべてのメールが、受信サーバで認証され、その要件に準拠しているかを確認することも重要です。
DMARCトレーニングとは?
フィッシングやなりすましは、現在ビジネスが直面している最大の問題の一つです。
フィッシング攻撃とは、誰かが他人になりすまして、資格情報をだまし取ろうとする行為を指します。
一方、なりすまし攻撃とは、誰かがあなたのブランドを装い、見た目はあなたから送られているように見える偽のメールを送信することを指します。
これらの攻撃は、企業の評判に深刻な損害を与えるだけでなく、個人情報の盗難につながる可能性があります。
DMARCトレーニングは、このような攻撃を防ぐために、DMARCレコードを設定する方法を教えるものです。
このトレーニングにより、顧客が貴社からの情報を信頼できるようにする簡単な手段を学ぶことができます。
なぜDMARCトレーニングが重要なのか?
DMARCトレーニングコースは、なりすましメールやその他ビジネスメール詐欺から企業ブランドを保護する方法を理解する上で非常に重要です。
スプーフィング(なりすまし)は、フィッシングメールが送信される多くの手法のうちの1つです。
スプーフィングを利用することで、ハッカーは他の人や場所から送信されたように見せかけるメールを送ることが可能になります。
これにより、ハッカーはあなたのブランド名をメール内で使用することができ、人々を騙してメール内のリンクをクリックさせたり、機密情報を提供させたりすることが容易になります。
DMARCを使用することで、このような活動を防ぐことができます。
DMARCを設定することで、自分のドメインポリシーやルールを構築し、GmailやYahooのようなメールサービスにあなたのドメインから送信されたメールを受け入れるべきかどうか、そして受け入れる場合にはそのメッセージがどのように表示されるべきかを指示することができます。
無料のDMARCトレーニングコース (オンライン利用可能)
PowerDMARC メール認証の基礎コース
※こちらのコースは、Spelldataで日本語に訳して、日本語で受講できます。
- 対象者
- 初心者向け
- コース時間
- 1時間28分37秒
- モジュール数
- 8
- コース概要
-
このコースでは、メールを悪用した攻撃手法に関する情報を整理し、DNSおよびDNSレコードの概要を紹介します。
さらに、DMARC、SPF、DKIM、MTA-STS、TLS-RPT、BIMIといった認証プロトコルの設定手順を詳しく解説します。
受講者は各プロトコルを適切に設定するための段階的な指導を受けられます。
PowerDMARC 上級メール認証コース
- 対象者
- 専門家向け
- コース時間
- 3時間54分33秒
- モジュール数
- 15
- コース概要
-
このコースでは、メール認証プロトコルについてさらに詳細に解説し、エラーハンドリングや例外処理、DMARC、SPF、DKIM、MTA-STS、TLS-RPT、BIMIの技術的な側面を議論します。
また、PowerDMARCプラットフォーム上で利用可能な様々な機能と、それらを活用する方法についても解説します。
メールセキュリティトレーニングプログラムの利点
メールセキュリティトレーニングプログラムは、ドメイン所有者に以下の利点をもたらします:
- 新たな情報セキュリティスキルの習得
- 組織や顧客をセキュリティ脅威から保護する
- AIベースのセキュリティソリューションを活用してドメインを保護する
- フィッシング詐欺を識別し回避する
- 会社のメールインフラやウェブドメインを標的とした攻撃の可能性がある疑わしいメールを特定することで、ソーシャルエンジニアリング攻撃を防止する
さらに、以下の利点があります:
- 迅速に始められる
- 従業員がサイバー脅威から会社を守る役割を理解できる
- 組織のニーズに合わせてカスタマイズし、発生する脅威から保護することができる
- 従業員が自分たちの行動が会社を守るためにどれほど重要かを理解することで、サイバー脅威から会社を守ることにより積極的に取り組むようになる
- 従業員が雇用主のセキュリティ対策に価値ある貢献をしていると感じることで、士気が向上する
最後に
メールセキュリティは複雑なトピックです。
考慮すべき要素が非常に多く、圧倒されてしまうこともあります。
例えば、メールシステムが安全であることを確認しなければなりませんが、本当に安全なのかどうかを誰が知っているでしょうか?
過去に何が行われたのか、今何をすべきなのかを把握するのは簡単ではありません。
さらに、フィッシング、スパム、マルウェアなど、多種多様な脅威が存在しそれらは絶えず進化しています。
では、このような課題にどのように取り組むべきでしょうか?
まずは、メールセキュリティトレーニングプログラムを受講することから始めてみてください。
このプログラムでは、個人情報や会社の機密データを特定し保護する方法を学ぶことができます。