Microsoftの送信者要件適用により発生する「550; 5.7.15 Access Denied」拒否への対応
2025年4月30日
著者: Ahona Rudra
翻訳: 古川 綾乃
この記事はPowerDMARCのブログ記事 Microsoft Sender Requirements Enforced — How to Fix “550; 5.7.15 Access Denied” Rejectionsの翻訳です。
Spelldataは、PowerDMARCの日本代理店です。
この記事は、PowerDMARCの許可を得て、翻訳しています。
2025年5月5日以降、Microsoftはメール送信者に対する要件を厳格化しました。
この変更により、Outlook.com、HotmailなどのMicrosoft の個人向けメールボックス宛に、1日あたり5,000通以上のメールを送信する送信者は、適切なメール認証を行う必要があります。
これらの要件を満たさない場合、「550 5.7.15 Access denied」というエラーが返されます。
2025年5月5日以降、このエラーは主に以下の要因で発生します。
- メール認証レコード(SPF、DKIM、DMARC)が設定されていない。
- メール認証レコードの設定ミス。
- 「From」ヘッダーで使用されているドメインと、SPFまたはDKIM署名に使用されているドメインが一致していない。
- DMARCポリシーが設定されていない、または有効になっていない。
主なポイント
- Microsoftは、2025年5月5日以降、適切な認証が行われていない大量送信者(1日5,000通以上)からのメールを受信しなくなります。
- 要件に準拠していないメールは、「550 5.7.15 Access denied」という拒否エラーが返されます。
- これらの要件に対応するには、送信者はSPF、DKIM、DMARCを正しく実装する必要があります。
- ドメインの不整合や認証レコードの欠如は、メールが恒久的に拒否される原因となります。
- PowerDMARCを利用することで、要件への対応を簡素化し、Microsoftの受信トレイにメールが到達しやすくなります。
550 5.7.15 Access Denied エラーの概要
SMTPエラー「550 5.7.15」は、Microsoftのメールサービス(Outlook.com、Live、Hotmailなど)において、一時的な問題ではなく、メールが継続的に受信拒否されることを示すエラーです。
このエラーは、Microsoftの個人向けメールボックス宛にメールを送信しようとした際に、アクセスが拒否されたことを意味します。
このエラーが発生する主な原因は以下のとおりです。
1. 認証レコードの欠如
大量送信を行うドメインに、以下のメール認証プロトコルが設定されていない場合、エラーが発生します。
- SPF(Sender Policy Framework)
- ドメインで許可された送信元を検証します。
- DKIM(DomainKeys Identified Mail)
- メールの完全性を保証し、改竄を防止します。
- DMARC(Domain-based Message Authentication, Reporting, and Conformance)
- 不正メールへの対処、可視性の向上、なりすまし防止を行います。
2. 整合性(アライメント)の問題
また、認証プロトコル間の整合性が取れていない場合にも、「550 5.7.15」エラーが発生します。
新しい大量送信者向け要件では、以下が求められます。
- SPFは送信ドメインで合格していること
- DKIMは送信ドメインで合格していること
- DMARCは、SPFまたはDKIM(可能であれば両方)と整合していること
Microsoftの新要件と送信者への影響
大量送信を行っている送信者は、早急な対応が求められます。
Microsoftの更新された施行方針では、従来のように疑わしいメールにフラグを付けるだけでなく、適切な認証が行われていないメールは完全に拒否されるようになります。
当初は、要件を満たしていないメッセージを受信者の迷惑メールフォルダに振り分ける予定でしたが、Microsoftは、ユーザー側での誤解や判断のばらつきを防ぎ、セキュリティを強化する目的で方針を変更しました。
メールが拒否された場合、次のようなエラーが返されます。
550 5.7.15 Access denied, sending domain [SendingDomain] does not meet the required authentication level.
Microsoft 550; 5.7.15 Access Denied エラーを修正する手順
この「550; 5.7.15」エラーを解決するには、以下の手順で対応してください。
1. SPFを有効にする
PowerDMARCに登録し、無料のSPF生成ツールを利用します。
このツールを使えば、DNSにそのまま設定できるSPFレコードを作成できます。
2. DKIMを実装する
DKIM生成ツールを使用することで、設定ミスのないDNSレコードを作成し、直接ドメインに公開できます。
3. DMARCを設定する
SPFとDKIMの実装が完了したら、DMARCの設定に取りかかります。DMARCを有効にするには以下の手順で設定してください。
- DMARC生成ツールを使用したDMARCレコードの作成
- DMARCポリシーを選択する
- レコードをDNSにコピー&ペーストする
DMARCレコードの例は以下の通りです。
- 基本的なDMARC設定
v=DMARC1; p=none;- 推奨されるDMARC設定
v=DMARC1; p=reject; rua=mailto:rua@company.com;
※PowerDMARCでは、最初は「none」ポリシーでメールを監視し、その後「quarantine」や「reject」に段階的に移行することで、メール脅威に対する保護を強化することを推奨しています。
追加の推奨事項
メール運用における追加の推奨事項
- 要件を満たした送信者アドレスの使用
- 機能する配信停止リンクの提供
- メールリストの衛生管理
- 配信可能性と信頼性を高める透明なメール運用の確保
PowerDMARCのサポート内容
PowerDMARCを使用すると、設定が簡素化され、認証状況の監視やポリシーの適用も容易になります。
SPF、DKIM、DMARCの手動設定は、技術的に難しく、時間がかかり、ミスが発生しやすいため、ビジネスチャンスの損失や送信者としての信頼性低下につながる可能性があります。
PowerDMARCでは、以下の機能により要件への対応を効率化できます。
- 認証レコードの自動設定
- リアルタイムの監視と分析
- ガイド付きのポリシー適用
- SPFエラーの処理
PowerDMARCでは、15日間の無料DMARCトライアルを利用できます。
まとめ
2025年5月5日の期限が目前に迫っています。
大量送信者に該当する場合、必要な対応を行わなければ、Microsoftの受信トレイにメールが届かなくなります。
「550 5.7.15」拒否エラーがログに記録されてからでは、対応が遅れてしまいます。
今すぐメール認証を設定し、配信可能性・信頼性・安全性を確保しましょう。