メールヘッダの読み方
ヘッダから判断の手掛かりを得る
2024年3月1日
著者: Ahona Rudra
翻訳: 逆井 晶子
この記事はPowerDMARCのブログ記事 How to read Email Headers? の翻訳です。
Spelldataは、PowerDMARCの日本代理店です。
この記事は、PowerDMARCの許可を得て、翻訳しています。
メールヘッダは、メールの送信元や目的を理解するための優れたツールです。
また、メールがスパムであるか、フィッシング詐欺であるかどうかを判断する助けにもなります。
このブログでは、Gmail、Outlookなどでメールヘッダを読む方法を紹介します。
なぜメールヘッダを読む必要があるのか?
メールヘッダは、メールメッセージの上部に表示される情報で、メッセージの送信元や送信方法に関する重要な詳細を提供します。
メールヘッダを読む最も重要な理由は、誰がメールを送信したのか、どこから送信されたのかについて正確な情報を得ることです。
これにより、スパムメールを正当なメールと区別し、ビジネスまたは個人のメールが正しい送信元から送られていることを確認することができます。
さらに、メールヘッダを読むことで、送信者がどのようなセキュリティ対策を使用したかがわかります。
すなわち、暗号化がされたかどうか、また送信中にセキュリティ侵害があったかどうかを確認することができます。
これにより、受信するメール全般における潜在的なセキュリティリスクから守る手助けになります。
メールヘッダを読むことのメリット
メールヘッダに含まれる情報をよりよく理解することで、受信トレイの管理が向上し、次に何をすべきかについて賢明な判断ができるようになります。
しかし、メールヘッダは毎回読む必要はありません。
技術的な専門用語が多く、通常はかなり長いため、IT専門家として働いている場合や、フィッシングメールを検出したり、メールセキュリティのテストが必要な場合を除き、毎回ヘッダを確認する必要はありません。
Gmailでメールヘッダを読む方法
まず、Gmailでのヘッダの読み方を見ていきましょう。
Googleのメールサービスは、世界中で数百万人が使用しています。
人気のメールボックスプロバイダーとして、Gmailでメールヘッダを読むことは非常に簡単です。
メールヘッダの確認手順
- 1. Gmailアカウントにサインインします。
- 2. ヘッダを読みたいメッセージをクリックします。
-
画面の右上隅にあるドロップダウンメニュー(3つのドット)から「詳細」をクリックします。
- 3. 「メッセージのソースを表示」を選択します。
- 4. オリジナルメッセージのタブが開きます。
-
下にスクロールすると、そのメッセージの詳細なメールヘッダを読むことができます。
Delivered-To: ahona@powerdmarc.com Received: by 2002:a17:906:3009::0:0 with SMTP id 9csp26157ejz; Tue, 29 Nov 2022 23:37:10 -0800 (PST) X-Received: by 2002:a19:6a0c:0:b0:4b4:c67:1e8a with SMTP id u12-20020a196a0c000000b; Tue, 29 Nov 2022 23:37:09 -0800 (PST) ARC-Seal: i=1; a=rsa-sha256; t=1669793829; cv=none; d=google.com; s=arc-20160816; b=MUkNC7OxyKcxkulejQOY8VOsLVhL4udVBBMlPXM/2KeIIO7WgjNupLWYpeQeU1ixb8 n19aOH1IfKdtejxveNGJ9FN5ARz1Az0ThjUlb92ImCaziZ8SISgkVhJzoKGA+iP9 roP07BASYXrZ2v33FpUUSzv9PfmRC/Yi2SNZIIe9eL+vgpC7Zsu20SZWF5FaBAjewUTk hslcCmM8bGEgfdeTAeNE6TqCNX3KU0joyR/UKwX1MfwAqplO/7WiVGtObP8n7SbCHuw 0ehKyLhzdVktmVnbiRXWh0cF65dPVBdlXplw1WQ9QqQbQjisL+BjpU4/rfK9jIC XH0w== ARC-Message-Signature: i=1; a=rsa-sha256; c=relaxed/relaxed; d=google.com; s=arc-20 h=to:subject:message-id:date:mime-version:references:from :dkim-signature; bh=2K6Wq2O7/yCmG5TvBMc6aVHJMJq+W6j8yb3qIDvIPg=; b=04NtFzmlzcnoEDVRArnUmOsKcLFcMUpzFp5Ll5yEPqF8D2d7n/hswZZM4zE89TeGu+ 3ud71bWBSrQtPbR8yEIoJVSy+tyYiEeMQqXhl5FQs2hwAoToKSMZNmYflvqnJ9H4003y xRAE5edVazfFkFsdWbfE5CA+7LlUnDmW/DuvhjYitDTCQ3+BJg/0dtcjfi+H7Qy9d3lWN3pu4BXKcZT19rYbPGk3gV+km5CzzTxtTABAU7vq9jAnx2Kx2sJ gLXLMobJ63rI1QYjGoN/qTcxSobufGfb1gGGqQIAxCGrsowbGOiAZawmQkkzm3qgBwAg bKdg==
Outlookでメールヘッダを読む方法
Outlookは、Microsoftが開発した広く使われているメールサービスです。
インターネット接続があるデバイスであれば使用することができ、Microsoft Exchangeサーバを使用しています。
Windows、macOS、Android、iOSデバイスで利用可能なアプリケーションです。
デスクトップでメールヘッダを読むには:
- ヘッダを読みたいメールをダブルクリックして開きます。
- ファイル > プロパティ をクリックします。
- 「インターネットヘッダ」ボックスで、メッセージのヘッダ情報を確認することができます。
outlook.comでヘッダを読むには:
- メッセージウィンドウの上部の3つのドットをクリックします。
- ドロップダウンメニューから「メッセージソースを表示」を選択します。
- メッセージソースやその他の情報を確認するためにスクロールします。
ソース: Microsoftサポート
メッセージ設定やプロパティを開かずにメールヘッダを読む方法
それは信じがたいかもしれませんが、可能です!
Gmail、Outlook、その他のメールボックスプロバイダーのヘッダを、上記の手順を踏まずに確認することができます。
送信元やメールセキュリティコンプライアンスに関する多くの情報を抽出することができます!
メールヘッダアナライザーツールを有効にするだけで、あとは簡単!
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