BIMIは、Gmail、Google Workspece、Yahoo!メール等で、受信箱で、メールのところに企業のシンボルマークが表示される仕様です。
SPF、DKIM、DMARCの三点セットをセットアップし、DMARCで隔離100%か排除設定し、企業のシンボルマークの商標登録をし、それについてのVMC(Verified Mark Certificate)を取得すると、BIMIが設定できます。
SPF、DKIM、DMARCの三点セットは、完全になりすましメールを防げるわけではありません。
しかし、BIMIを併用することで、御社からのメールであることをエンドユーザの皆さんは確認することができます。
企業のロゴが表示されたメールは安心して開封できる事の証で、御社のブランドを向上させます。
このサービスは、BIMIの導入の一連の作業を支援するサービスです。
BIMI設定の条件
1. SPF、DKIM、DMARCの三点セットの設定
SPF、DKIM、DMARCを設定している必要があります。
2. なりすましメールの隔離か排除
DMARCのポリシーで認証エラーになったメールについて、以下のいずれかの設定をしている必要があります。
これによって、受信側メールサーバに対して、なりすましメールを明示的に迷惑メールボックスに入れるか、受信しないように指示できます。
- 100%隔離 … 迷惑メールボックスに入る
- 排除 … 受信しない
3. シンボルマークの設定
受信箱で表示される企業のシンボルマークを設定する必要があります。
1:1の正方形のシンボルマークの登録が必要です。
このシンボルマークは、Tiny SVGフォーマット(IllustratorではSVG Portable/Secureフォーマット)で作成してアップロードする必要があります。
4. VMCの設定
このシンボルマークについて、真正な企業のロゴであることを証明するためにVMC(Veriefied Mark Certification)を取得してアップロードする必要があります。
VMCは、シンボルマーク単体での商標登録が無いと取得できません。
BIMI導入支援サービスの流れ
BIMIの導入には、SPF、DKIM、DMARCの三点セットだけではなく、VMCの取得が必須で、VMCの取得にはシンボルマークの商標登録が必要です。
企業のロゴ自体は商標登録されている企業は多いものの、ロゴの一部となっているシンボルマークだけの商標登録されている企業は少ないです。
そこで、このサービスでは、Spelldataがいつもお世話になっている将星国際特許事務所と提携して、商標登録関係を含めてサポートします。
期間
既にシンボルマーク単体の商標登録をお持ちの場合
既にシンボルマークの商標登録をお持ちの場合は、数週間で設定可能です。
まだシンボルマーク単体の商標登録がお済みでない場合
シンボルマークの商標登録がない場合には、特許庁の商標登録のプロセスの都合、1年ぐらい掛かります。
早めに取り組まれることをお勧めします。
ファストトラック審査であれば、6か月で取得可能ですが、以下の条件があります。
- 出願時に、「類似商品・役務審査基準」、「商標法施行規則」又は「商品・サービス国際分類表(ニース分類)」に掲載の商品・役務(以下、「基準等表示」)のみを指定している商標登録出願
- 審査着手時までに指定商品・指定役務の補正を行っていない商標登録出願
価格
項目 | 内容 | 金額 |
---|---|---|
サービス費用 |
SPF、DKIM、DMARC設定一式 経過観察・設定調整 アラートメールの設定 レポートメールの設定 VMC取得事務手続き BIMIの設定 BIMI登録に関するその他の作業の支援とQ&A |
1,200,000円 (作業時間40時間分) |
商標登録 | BIMIで使うシンボルマークの商標登録 | 1区分120,000円 2区分200,000円 3区分280,000円 特許庁から指摘があった場合60,000円追加 |
VMC取得 | DigiCertでのVMCの発行 | 300,000円 |
※別途PowerDMARCのPremiumプランの費用が掛かります。
※99designsなどを使ったデザイナーによるロゴのコンペ支援も承ります。
Spelldataは、DigiCertの正規代理店です。
VMCの取得・設定も弊社にお任せ下さい。
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