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BIMI導入支援サービス

BIMI導入支援サービス

BIMIは、Gmail、Google Workspace、Yahoo!メールなどで、受信箱内のメールに企業のシンボルマークを表示する仕組みです。
SPF、DKIM、DMARCを設定し、DMARCで100%隔離または排除設定を行い、企業のシンボルマークの商標登録を済ませ、さらにVMC(Verified Mark Certificate)を取得することで、BIMIを利用できます。

SPF、DKIM、DMARCの三点セットだけでは、なりすましメールを完全に防ぐことはできません。
御社のドメインに似たような名前のドメイン名を取得し、そこからSPF/DKIM/DMARCをしっかり設定したメールを送った場合には、正当なメールになるからです。

しかし、BIMIを実装することで、エンドユーザは御社からのメールであることを簡単に確認できます。
御社は、お客様に対して、「弊社からのメールには、必ず弊社のシンボルマークが表示されます」と言えるようになり、それが正当なメールかどうかの判断の基準にできます。
企業ロゴが表示されたメールは、安心して開封できる信頼の証であり、御社のブランドイメージを向上させます。

このサービスは、BIMI導入の一連の作業をサポートするものです。

BIMI設定の手順

1. SPF、DKIM、DMARCの三点セットの設定

SPF、DKIM、DMARCを設定している必要があります。

2. なりすましメールの隔離または排除

PowerDMARCをご利用頂いているお客様は国内293ドメインいらっしゃいますが、その殆どがBIMIの実装を目標とされています。
それで、一番苦労されるのが、この要件です。
ポリシーをnoneから、quarantineかrejectにするということは、SPF/DKIM認証で合格・DMARC Alignment Checkで一致したメールは確実に届くようになりますが、不合格・不一致のメールは届かなくなることを意味しています。

そこで、自社で利用しているSaaSなどの漏れがないようにするための調査と設定で、短くても3か月ぐらい、長いと1年ぐらいかけて行っています。

3. 商標登録

BIMIで使う企業のシンボルマークは、何でも自由に使えるわけではありません。
特許庁に商標登録をする必要があります。

BIMIで使う企業のシンボルマークの縦横の比率は、1:1、つまり正方形に収まる必要があります。
御社で既にお取引のある弁理士の先生がいらっしゃれば、その先生に依頼して商標登録申請をしてください。
もし、いらっしゃらなければ、弁理士の先生を紹介可能です。

商標登録には、最低でも10か月ほと掛かります。

4. TinySVGファイルの作成

BIMIのVMCには、TinySVG形式のシンボルマークがそのまま入って、デジタル署名されます。
ですので、TinySVG形式のシンボルマークファイルを作成する必要があります。

BIMIで使えるTinySVGのサイズは25KBまでという制限があり、且つ、TinySVG形式なので、使えるSVGの構文が限られます。
単純なデザインであれば、問題ないですが、弊社のロゴのようにグラデーションが入っていると、苦労します。

御社のデザイナーさんが作成できる、という事でしたら、費用は掛からないです。

5. VMCの取得

VMC(Verified Mark Certificate)はDigiCertが発行します。

SSLのEV証明書と同じく、御社の実在証明の調査が入り、電話で調査も入ります。
あと、特許庁の商標登録との照合もあります。
場合によっては、DigiCertさんから照会も入り、TinySVG形式のここを直してほしい、というような補正要請もあります。

取得まで2週間程度と考えて下さい。

6. VMCの設定

VMCが取得できたら、Webサーバにアップロードして、BIMIの設定をする必要があります。
PowerDMARCであれば、Webサーバを用意する必要はなく、簡単設定で5分でBIMIの設定が終わります。

BIMI導入支援サービスの流れ

BIMI導入には、SPF、DKIM、DMARCの三点セットだけでなく、VMCの取得が必要であり、VMCの取得にはシンボルマークの商標登録が求められます。
企業のロゴ自体が商標登録されている企業は多いものの、ロゴの一部であるシンボルマークだけの商標登録されている企業は少ないです。
そこで、このサービスでは、Spelldataがお世話になっている将星国際特許事務所と提携し、商標登録を含む一連の手続きをサポートします。

BIMI導入支援サービスの流れ

期間

シンボルマーク単体の商標登録を既にお持ちの場合

シンボルマークの商標登録を既にお持ちの場合、BIMI設定は数週間で完了することが可能です。

シンボルマーク単体の商標登録がまだの場合

シンボルマークの商標登録が未完了の場合、特許庁の商標登録プロセスにより、約1年かかることが想定されます。
早期に取り組むことをおすすめします。

ファストトラック審査を利用すれば、6か月で商標登録が取得可能ですが、以下の条件を満たす必要があります。

  1. 出願時に、「類似商品・役務審査基準」、「商標法施行規則」または「商品・サービス国際分類表(ニース分類)」に記載された商品・役務(以下、「基準等表示」)のみを指定している商標登録出願であること
  2. 審査着手時までに指定商品・指定役務の補正を行っていない商標登録出願であること

価格

BIMI導入支援サービスの費用一覧(税抜価格)
項目内容金額
サービス費用 SPF、DKIM、DMARC設定一式
経過観察・設定調整
アラートメール設定
レポートメール設定
VMC取得手続き
BIMI設定
BIMI登録に関するその他の作業支援とQ&A
150,000円
(作業時間5時間分)
商標登録BIMI用シンボルマークの商標登録1区分120,000円
2区分200,000円
3区分280,000円
特許庁からの指摘があった場合、追加60,000円
VMC取得DigiCertによるVMC発行219,000円
同一ロゴに別のドメインを追加する場合 90,000円/ドメイン

※PowerDMARCのPremiumプランの費用が別途必要です。
99designsなどを利用したデザイナーによるロゴコンペのサポートも承ります。

Spelldataは、DigiCertの正規代理店です。
VMCの取得や設定も、安心してお任せいただけます。