2026年版 主要DKIMチェッカーのまとめ
2025年3月31日
著者: Milena Baghdasaryan
翻訳: 古川 綾乃
この記事はPowerDMARCのブログ記事 Best DKIM Checkers in 2026の翻訳です。
Spelldataは、PowerDMARCの日本代理店です。
この記事は、PowerDMARCの許可を得て、翻訳しています。
DKIM(DomainKeys Identified Mail)は、メールが送信途中で改竄されていないことを確認するためのメール認証方式です。
DKIMでは、送信メールにデジタル署名を付与することで、受信側は送信元の正当性を検証し、メッセージの改竄有無を確認できます。
受信サーバが正当なDKIM署名を確認できた場合、そのメールは転送中に改竄されていない安全なものと判断されます。
通常、エンドユーザーがDKIM署名を直接目にすることはなく、検証はサーバレベルで行われます。
一方、DKIMレコードとは、DNSに設定される特定形式のテキストレコードで、その中には公開鍵が含まれています。
受信側のメールサーバは、この公開鍵を使ってDKIM署名を検証します。
DKIMの設定が正しく機能しているかを確認するには、信頼性の高いDKIMチェッカーを利用する必要があります。
以下は、2026年時点で利用可能な無料の主要DKIMチェッカーツールです。
主なポイント
- DKIMチェッカーは、DKIM署名を検証することで、メールの完全性を確認するためのツールです。
- 適切なツール選びは簡単ではありませんが、メールのセキュリティや配信率を大きく向上させることができます。
- 他に信頼できるDKIMチェッカーには、PowerDMARC DKIMチェッカー、MXToolbox DKIMルックアップ、MimecastのDKIMバリデータ、Mail Tester DKIMチェッカー、dmarcian DKIMインスペクタなどがあります。
トップ5 DKIMチェッカー
PowerDMARC DKIMチェッカー
PowerDMARC DKIMチェッカーは、詳細なエラー報告を含む高度なDKIMレコード検証を行えるツールです。
また、リアルタイムでのDKIM管理や監視サービスも提供しています。
利用するには、「https://」や「www」を除いたドメイン名を入力します。
その後、セレクタを手動で指定するか、空欄のままにすることでPowerDMARCのシステムによる自動検出を利用できます。
操作は非常にシンプルで、入力後すぐに結果が表示されます。
利点
- 有効なDKIMレコード、公開鍵、鍵アルゴリズム、エラー内容などを含む詳細な検証結果を確認できます
- セレクタを自動検出する機能があります
- セレクタごとに情報が整理されており、直感的に操作できます
- 専門知識がなくても簡単に利用でき、結果も即時に確認できます
欠点
- 結果を指定したメールアドレスに送信する機能はありません
MXToolbox DKIMルックアップ
MXToolboxのDKIMチェックでは、ドメイン名とセレクタを指定することで、DKIMレコードの検証を無料で行えます。
このツールは、指定したドメインとセレクタからDKIM公開鍵を正しく取得できるかを確認するのに役立ちます。
同じページ上には、使用されているコマンドとその説明も掲載されており、非技術者でも理解しやすい構成になっています。
利点
- DNS設定に関する問題を素早く確認できます
- DKIMレコードを迅速に検証したい場合に最適です
- 結果の横に詳細情報へのリンクが表示されます
- 初心者向けの使い方ガイドが用意されています
欠点
- セレクタの自動検出機能はありません
- 結果をメールで受け取る機能はありません
Mimecast DKIMバリデータ
MimecastのDKIMバリデータは、DNSに設定されたDKIMレコードの検証を支援するツールです。
DKIMレコードの有効性やタグ情報など、設定内容を包括的に確認できます。
タグ情報は「既定のタグ」と「宣言されたタグ」に分類されており、情報が整理されていて見やすい点が特徴です。
利点
- ページ上部にDKIMの概要説明があり、初心者や非技術者にも分かりやすい構成です
- 各タグと値の横に説明が表示され、結果を理解しやすくなっています
- 情報が体系的に整理されています
- 結果を業務用メールアドレスに直接送信できます
欠点
- セレクタの自動検出機能はありません
- メールで結果を受け取るには、業務用メールアドレスや電話番号、国名などの情報を入力する必要があります
Mail Tester DKIMチェッカー
Mail Tester DKIMチェッカーは、SPFチェッカーと連携し、SPFとDKIMの両方の検証結果を同時に表示するツールです。
シンプルで分かりやすく、入力後すぐに結果を確認できます。
SPFとDKIMの設定状況を一度に確認したいドメイン所有者に適しています。
利点
- SPFの結果も同じ画面で確認できるため、効率よく情報を取得できます
- DKIMレコードにおけるセキュリティ上の問題点を把握しやすいです
- 広告やポップアップがなく、快適に利用できます
欠点
- セレクタの自動検出機能はありません
- 結果をメールで保存・共有する機能はありません
- DKIM専用の詳細検証ツールではありません
dmarcian DKIMインスペクタ
dmarcian DKIMインスペクタは、DKIM署名に使用される公開鍵がDNS上で正しく公開されているかを確認するためのツールです。
DKIMセレクタに基づき、公開鍵の位置やDKIMレコードの詳細情報を表示します。
DKIM設定の問題を診断し、設定ミスやエラーの防止に役立ちます。
利点
- 視認性が高く、セクションごとに整理された分かりやすい画面構成です
- DKIMレコードや公開鍵の長さなど、詳細な技術情報を確認できます
- 各タグの役割についての説明があり、理解を深めやすいです
- 関連ブログ記事へのリンクがあり、基礎知識の習得にも役立ちます
欠点
- 結果をメールで受け取る機能はありません
- セレクタの自動検出機能はありません
適切なDKIMチェッカーを選ぶには
DKIMチェッカーを選定する際には、特に以下のポイントを重視することが重要です。
- DKIM検証の正確性
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一部のツールは、検証結果を素早く表示することを優先するあまり、DKIM検証の正確性や詳細さが十分でない場合があります。
重要なのは、単に処理が速いだけでなく、正確で信頼できる結果を提供できるかどうかです。
誤った検証結果やツールの不具合があると、チェック時に誤検出が発生する可能性があります。
上記で紹介したトップ5のような信頼性の高いDKIMチェッカーを利用すれば、安定して正確な結果を得ることができます。 - DKIMセレクタの自動検出
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多くのDKIMチェッカーにはセレクタの自動検出機能が備わっていませんが、この機能があると非常に便利です。
DKIMセレクタの特定は手間がかかる作業で、仕組みを理解していなかったり、意識していなかったりすると特に難しく感じることがあります。
セレクタを手動で入力する必要がなく、自動的に検出してくれるDKIMルックアップツールは、作業時間と労力の削減に大きく貢献します。
手動での入力方法については、「ドメインのDKIMセレクタを見つける方法」に関する当社ブログをご参照ください。 - 使いやすさとエラー詳細の表示
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操作が分かりやすく、直感的に利用できるインターフェースに加え、学習用のリソースが用意されているツールが理想的です。
初心者はもちろん、専門知識を持つプロフェッショナルにとっても、結果の内容を正しく理解しやすくなります。 - コストの手頃さ
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現在、市場には完全に無料で利用できるDKIMチェッカーが数多く存在します。
上記で紹介したような無料ツールでも、詳細なエラー表示、正確な検証結果、即時性、使いやすさといった十分な機能を備えています。
さらに大きな利点として、料金は一切かからず、登録やクレジットカード情報の入力も不要な点が挙げられます。
まとめ
メールのセキュリティと整合性を維持するためには、DKIMレコードを定期的に検証することが欠かせません。
幸いなことに、DKIMレコードの状態を確認し、必要な対策を講じるための無料ツールは数多く提供されています。
本記事では、優れたDKIMチェッカーと、選定時に検討すべきポイントを詳しく解説しました。
あとは、ご自身の用途や運用環境に最も適したツールを選ぶだけです。
DKIM設定のテストを始める準備は整っていますか。
PowerDMARCのチェッカーを使って、今すぐ検証を試してみましょう。