偽の大学メールを見分ける方法

偽の大学メールを見分ける方法

2024年8月11日
著者: Ahona Rudra
翻訳: 岩瀨 彩江

この記事はPowerDMARCのブログ記事 How to Spot a Fake University Email の翻訳です。
Spelldataは、PowerDMARCの日本代理店です。
この記事は、PowerDMARCの許可を得て、翻訳しています。


インターネットは、犯罪行為や詐欺行為の主要な舞台の一つです。
詐欺師たちはWebサイトを閲覧し、自分たちの悪意ある計画の標的を探しています。
そして、学生は注意不足や人生経験の浅さ、デジタルリテラシーの欠如により、彼らの罠にかかってしまうことがよくあります。

そのため、現在学校や大学に通っている場合は、潜在的な危険について学び、安全を保つ方法を知っておく必要があります。
オンライン詐欺のさまざまな手口の中で、最も一般的なのはフィッシングです。
1日におよそ34億通ものフィッシングメールが送信されています。

したがって、これは最も注意すべき危険であり、自分自身を守る必要があります。
簡単に言うと、フィッシングとはログイン情報やパスワード、銀行口座情報、クレジットカード番号などの機密情報を盗み取ることを目的としたサイバー犯罪です。
その目的を達成するために、犯罪者は信頼できる組織や企業の代表者を装い、主にメールを通じてあなたに連絡し、情報を求めます。

彼らは銀行や奨学金団体などを装うことがあります。
しかし、最も警戒すべき手口は、大学を装う場合です。

重要なポイント

  1. 常に送信者のメールアドレスと名前を確認し、フィッシングの可能性があるかどうかを見極めるようにしてください。
  2. メール内のスペルや文法に注意を払いましょう。誤りがある場合、それは詐欺メールである可能性を示していることがあります。
  3. メール内のリンクには注意してください。特に、短縮されていたり、不自然な形式になっている場合は警戒が必要です。
  4. 偽の緊急性を煽るようなメールは避けましょう。これは詐欺でよく使われる手口の一つです。
  5. 個人情報をメールで共有してはいけません。また、不明な送信者からの添付ファイルには慎重に対応するようにしましょう。

偽の大学からのフィッシングメール:危険を見抜くための5つのヒント

大学に出願する際には、将来通うことになる学校と多くのやり取りをすることになります。
さまざまな書類、フォーム、エッセイなどを提出しなければなりません。
そのため、本物のメールに紛れて偽のメールアドレスを見逃してしまうこともあります。

また、すでに大学に在学中の場合でも、フィッシング詐欺の被害に遭う可能性があります。
彼らは学校の名をかたってあなたに連絡し、データを盗もうとするかもしれません。

このような被害を防ぐためには、偽の大学メールを見分ける方法を学ぶことが重要です。
ですので、現在の課題は信頼できるエッセイライターにエッセイを書いてもらうなどして時間を確保し、オンラインで安全を守るための重要なヒントを一緒に見ていきましょう。

1.メールアドレスと送信者名を確認する

新しいメールを受け取ったとき、基本的なインターネット安全のルールに従うなら、最初にすべきことは送信者の詳細を確認することです。
多くの人はこれを軽視しがちですが、送信者の情報は犯罪者を一瞬で見抜く手がかりになります。 では、次の点に注意してください。

送信者名
本物の大学であれば、送信者欄には正式な大学名が記載されています。
学校名には誤字脱字や不自然な文字が含まれていてはいけません。
メールアドレス名
信頼できる組織は、明確で説明的なアドレス名を使用しています。
大学の場合、メールアドレスの主要部分には特定の学部名や職員の名前が含まれていることが一般的です。
メールドメイン
メールアドレスの後半部分も詐欺の手がかりになります。
多くの場合、詐欺メールでは@gmail.comなどのサードパーティドメインを使用しています。
一方で、ほとんどの大学は@yale.eduのように学校名を含む独自のドメインを使用しています。

大学やエッセイ代筆サービスからメールを受け取った場合は、必ず送信者の詳細をすべて確認し、学校の公式な連絡先情報と慎重に照らし合わせてください。

2.メッセージを注意深く読み、スペルや文法を確認する

サイバー犯罪者は英語を母国語としない国に拠点を置いていることが多く、メールの中で使用する言語に対して注意が行き届いていない場合があります。
一方で、大学は正式な文体と完璧な文法を保つことが求められており、専門的な水準を維持するために論文執筆の専門サービスを利用することさえあります。
大量送信されるメールに誤字や文法の誤りがあると、大学の評判を損なう可能性があるため、文法の正確さは確認すべき重要な要素の一つです。

メールを最初から最後まで注意深く読み、スペル、句読点、文法の誤りがないかを確認してください。
もし誤りやスペルミスを見つけた場合は、それを警告サインとみなし、すぐにそのメールへの対応をやめましょう。

3.添付されたリンクを慎重に確認する

大学からのメールでも、フィッシング詐欺のメールでも、リンクが添付されている場合があります。
一般的な原則として、送信者の信頼性と評判に絶対の確信が持てない限り、リンクは開かないようにしてください。

では、特定のリンクをクリックしてよいかどうかをどのように判断すればよいのでしょうか。
まず、リンクの形式を確認することが重要です。
通常のリンクは「https://」で始まり、その後にサイトのURLが続き、最後に目的のページへのパスが付加されています。

一方で、短縮リンクが使われている場合は注意が必要です。
短縮リンクは通常のリンクよりもかなり短く、たいていはサービス提供者の名前(例:BitlyやTinyURL)で始まり、その後にランダムな数字や文字列が続きます。
このようなリンクは、実際にアクセスするWebサイトのアドレスを隠すことができるため、詐欺師が悪意のあるリンクをクリックさせるためによく使う手口です。

リンクが一見正しいように見えても、その中のスペルに特に注意してください。
詐欺師は大学の本物のWebサイトを模倣しながら、わずかに異なる文字を使って巧妙に偽装することがあります。

4.メールが緊急性を煽っているかどうかを見極める

緊急性を感じさせる内容は、あなたに余計なプレッシャーを与え、深く考えずにすぐ行動するよう仕向けます。
これは、フィッシングを含むあらゆる詐欺師がよく使う手口の一つです。
犯罪者が大学を装っている場合、「追加書類や情報の提出期限まであと数時間しかない」などと言ってくることがあります。

こうしてあなたにリンクをクリックさせたり、悪意のあるファイルをダウンロードさせたり、個人情報を渡させたりするのです。
メールの内容を慎重に分析し、緊急性を強調する表現があるか確認してください。
もしそのような表現があれば、送信者をブロックしましょう。

5.追加の安全対策を実施する

これまでのヒントは、偽の大学から送られてくるフィッシングメールを見抜き、詐欺から自分を守るためのものです。
さらに安全を確保するために、次の追加のポイントにも注意してください。

個人情報を決して提供しないこと
正規の大学や企業が、メールを通じて個人情報の提供を求めることはありません。
添付ファイルを開かないこと
特に.exe.zip.scrといった拡張子のファイルは危険です。
信頼できる組織であれば、何かをダウンロードする場合には自社の公式Webサイトへ誘導します。
画像をクリックしないこと
詐欺師は、通常のテキストではなく、空白の画像やメール本文のスクリーンショットを送ることがあります。
そのようなメールを受け取った場合は、すぐに削除し、画像をクリックして自動的にダウンロードされることを防ぎましょう。

これで、あなたを安全に保つためのヒントがそろいました。
これらをしっかりと覚え、偽の大学だけでなく、あらゆる組織や企業からの怪しいメールを受け取ったときにも必ず活用してください。