Outlook メールエラーの修正方法
2024年7月22日
著者: Ahona Rudra
翻訳: 岩瀨 彩江
この記事はPowerDMARCのブログ記事 How to Fix Outlook Email Errors? の翻訳です。
Spelldataは、PowerDMARCの日本代理店です。
この記事は、PowerDMARCの許可を得て、翻訳しています。
Microsoft Outlook は、Microsoft Exchange サーバを介した通信を管理するためのメールクライアントです。
その主な機能は、メール処理を維持することです。
Microsoft Outlook には、連絡先管理、タスクの整理、カレンダーのスケジューリングなど、さまざまな機能が含まれています。
Microsoft の Office スイートおよび Office 365 との統合により、Outlook は汎用性があります。
個人利用およびビジネス利用の両方で使用されています。
また、Microsoft SharePoint を使用してドキュメントを共有するのに効果的です。
2022 年の世界のメールクライアント市場シェアにおいて、Microsoft Outlook は全世界のメールの約 4.4 パーセントを占め、第 3 位にランクされました。
Microsoft ユーザの間で広く使用されているメールアプリケーションですが、Outlook の使用中に日常的なエラーに遭遇することがあります。
この記事では、一般的な Outlook メールエラーとその解決方法について説明します。
重要なポイント
- Microsoft Outlook は、メール管理に欠かせないツールであり、Office スイートおよび Office 365 との統合により機能性が強化されています。
- 「Outlook アカウントを開く際のエラー」などの一般的な問題は、ナビゲーション パネルをリセットし、必要に応じて新しい Outlook プロファイルを作成することで解決できます。
- 「パスワードが間違っています」というメッセージが繰り返し表示される場合は、アカウント設定が正確であることを確認し、信頼できないアドインを無効にすることを検討してください。
- 送信トレイにメールが残ってしまうなどの配信トラブルが発生する場合は、添付ファイルのサイズを確認し、必要に応じて Outlook をアンインストールして再インストールすることが必要です。
- Outlook を最新の状態に保ち、キャッシュファイルを定期的に削除することで、最適なパフォーマンスを維持し、一般的なエラーを防ぐことができます。
- Outlook アカウントを開く際のエラー
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この Outlook エラーは、Outlook プロファイルを開けないという形で発生します。
これは、ナビゲーションパネル設定の破損や、PST ファイルのサイズが 0KB より大きいことが原因である可能性があります。
ー解決方法ー
- この問題を解決するには、まず利用者はWindows + R キーを押してナビゲーションパネルをリセットする必要があります。
- その後、[ファイル名を指定して実行] のボックスに「Outlook.exe」と入力します。
- 最後に「OK」オプションをクリックします。
- パスワードが間違っていますというプロンプト
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アカウントは最初はエラーなく開くことがありますが、後でログイン時にエラープロンプトが表示される場合があります。
これは、さまざまな理由によって発生する可能性があります。
パスワードの誤入力、試行回数の多さ、またはメールアカウント設定の問題などが原因です。
この問題により、画面に「パスワードが間違っています」というプロンプトが繰り返し表示されることがあります。
ー解決方法ー
このエラーを解決するためのトラブルシューティング手順がいくつかあります。- 最初のステップは、入力したパスワードが正しいことを確認することです。
- 誤ったパスワードの入力を防ぐために、安全なプラットフォーム上にパスワードを保存してください。
- メールアカウントの設定を再確認し、正確であることを確認します。
- 信頼できないソースから最近インストールされたアドインがある場合は、Outlook からそれらを無効にしてください。
それでも解決しない場合は、アカウントのリセットおよびパスワードの再取得を検討してください。 - プロキシサーバへの接続エラー
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この問題は、いずれかのサーバとの接続に関する問題が原因で発生します。
この接続エラーの主な原因は、HTTPS または RPC 接続を介した通信の問題です。
これにより、証明書に関する懸念が発生することがあります。
ー解決方法ー
この問題を解決するための最初のステップは、RPC 証明書の有効性を確認することです。
この確認は、RPC サーバに接続し、証明書の有効性を調査することで行います。
それ以外にも、競合を引き起こしている可能性のあるサードパーティ製アドインを無効にすることを検討してください。
詳細な解決方法については、こちらを参照してください。 - Outlook の送信トレイにメールが残る問題
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Outlook プロファイルに明確な問題がない場合でも、送信したメールが送信トレイに残ってしまうことがあります。
この問題は、さまざまな原因によって発生する可能性があります。
主な原因としては、メールアカウント設定の問題、ネットワーク接続の問題、または破損したファイルの送信などが挙げられます。
ー解決方法ー
1つの解決策は、Microsoft Outlook をアンインストールして再インストールすることです。
それでも問題が解決しない場合、主な原因は大きな添付ファイルである可能性が高いです。
この問題を修正するには、[送受信] をクリックし、[オフライン作業] を選択します。
次に Outlook を開きます。
その後、メール全体を削除するか、ドラフトフォルダにドラッグして添付ファイルを削除します。
作業が完了したら、再度 Outlook に戻り、[オフライン作業] をクリックしてオンライン作業を再開します。 - Outlook メールの添付ファイルを開けない問題
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Outlook で添付ファイルを開けない場合、いくつかの原因が考えられます。
まず、アプリケーション設定を確認することが重要です。
設定によっては、添付ファイルへのアクセスが制限されている場合があります。
さらに、デバイスにインストールされているウイルス対策ソフトが Outlook の動作を妨げている可能性もあります。
ー解決方法ー
まず、次の手順でアドインをすべて無効にします。
- [ファイル] > [オプション] > [アドイン] > [COM アドイン] > [移動] の順に進み、すべての項目のチェックを外して [OK] をクリックします。
- メールに実際に添付ファイルが含まれていることを確認してください。
- Outlook を再起動し、添付ファイルのプレビューまたはダウンロードを試みる前に、安定したインターネット接続があることを確認します。
- セキュリティ設定に関しては、[ファイル] > [オプション] > [トラスト センター] > [トラスト センターの設定] > [保護されたビュー] に移動し、Outlook 添付ファイルのオプションのチェックを外して保護されたビューを無効にします。
- 最後に、Outlook をセーフ モードで起動して問題が解決するか確認してください。
詳細な手順については、こちらをご覧ください。 - Outlook でメールを送信できない
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「このアイテムを送信できません」という名前のエラーは、ユーザが HTML などの異なる形式でメッセージを送信しようとしたときに表示されることがあります。
これは、送信先のメールアドレスがその形式をサポートしていないか、または認可されていないユーザからのメールとして受け付けないために発生します。
ー解決方法ー
この問題が発生した場合は、メールを送信する前にファイル形式を HTML からプレーンテキストに変更してください。
受信者側の Outlook(特にモバイル版)でサポートされている形式を確認しておくとよいでしょう。
これにより、送信側のメール送信エラーが解消される可能性があります。
さらに、Outlook に組み込まれている修復ツール scanPST.exe を使用して、メールに添付された破損ファイルを修復してください。
また、Outlook が最新バージョンであり、正規ライセンスであることを確認してください。
その他の未確認 Outlook エラーに対する解決策
その他の Outlook エラーの中には重大ではないものもありますが、煩わしさを引き起こす可能性があります。
それらを早めに修正することで、重要なデータの損失を防ぐことができます。
- 不審なメールを回避/報告する
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認識できない送信元からのスパムメールを受け取ることは脅威です。
これは、誰かがあなたの機密情報やデータに侵入しようとしている可能性を示しています。
このようなメールには、データやアカウントを破損させるウイルスが含まれている場合があります。
受信したらすぐに不審なメールを削除することで、アカウントを不要なエラーから守ることができます。 - アドインを無効にする
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アドインとは、Outlook に統合された不要なプログラムのことです。
これらのプログラムはアカウントの機能に影響を与える可能性があります。
プログラム内のバグに対処するためには、これらのアドインを無効化してください。
[ファイル] に移動し、[オプション] を開き、[アドイン] をクリックします。
アドイン メニューから、Outlook アカウントに脅威を与える不要なアドインを無効にします。 - Outlook を更新する
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アカウントを最新の状態に保つことで、多くの機能面での問題を解決できます。
Outlook アカウントで [ファイル] に移動し、[Office アカウント] を開きます。
次に [更新オプション] を選択し、[今すぐ更新] をクリックします。
Outlook アカウント内でデータを過剰に蓄積しないようにし、不要なメールを削除して整理しましょう。 - キャッシュをクリアする
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他のアプリケーションと同様に、Outlook もストレージ内に不要なファイルを保存します。
キャッシュファイルが破損すると、通常の機能に影響を与える可能性があります。
アカウントをバグのない状態に保つために、キャッシュファイルを定期的に削除してください。
これにより、ストレージ容量の節約にもつながります。
結論
これらの一般的なエラーに加えて、Outlook でメール配信エラーに直面している場合は、私たちがお手伝いできます。
PowerDMARC のドメインセキュリティソリューションを導入することで、メール関連のエラーに関するリスクを効果的に軽減できます。
詳細を知りたい場合は、お問い合わせいただき、専門家にご相談ください。