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欧州委員会が電子メールの通信セキュリティにDMARCを推奨

欧州委員会が電子メールの通信セキュリティにDMARCを推奨

2024年4月23日
著者: Ahona Rudra
翻訳: 永 香奈子

この記事はPowerDMARCのブログ記事 European Commission recommends DMARC for Email Communication Security の翻訳です。
Spelldataは、PowerDMARCの日本代理店です。
この記事は、PowerDMARCの許可を得て、翻訳しています。


欧州委員会(EC)は、メール通信のセキュリティ向上のため、企業にDMARC(Domain-based Message Authentication, Reporting & Conformance)の導入を推奨しています。
DMARCは、組織がフィッシングやメールスプーフィングなどの不正使用から、自社のドメインを保護するのに役立つメール認証プロトコルです。
ECのこの推奨は、メールを標的としたサイバー攻撃の増加に対応するものです。

メールは多くの企業にとって主要なコミュニケーション手段であり、サイバー犯罪者にとっても一般的な攻撃経路となっています。
DMARCを導入することで、企業はメールセキュリティを強化し、ブランドの評判を守ることができます。

ECの報告書全文はこちらです。

DMARCは、電子メール通信のセキュリティをどのように向上させるのでしょうか?

DMARCは、ドメイン所有者がDNSレコードにポリシーを公開することで機能します。
このポリシーでは、SPF(Sender Policy Framework)や DKIM(DomainKeys Identified Mail)など、メールを認証するためのメカニズムを指定できます。
受信メールサーバがメールを受信すると、DMARCポリシーを確認し、そのメッセージが正当であるかどうかを判断できます。

メッセージがDMARCチェックに失敗した場合、それを拒否するか、疑わしいものとしてフラグを立てることができます。
ECの推奨は、企業がメールのセキュリティを真剣に考える必要があることを強調しています。
DMARCは、メールを悪用したサイバー攻撃から保護するための、実証済みで効果的な手法です。

DMARCを導入することで、企業は自社のドメインがフィッシングやメールスプーフィング攻撃に悪用されるリスクを低減できます。

ECが推奨する追加のメールセキュリティ標準

欧州委員会(EC)は、メール通信のセキュリティ向上のために DMARCの導入を推奨するだけでなく、メールセキュリティを強化するためのいくつかの追加の推奨事項も提示しています。
主な推奨事項には、以下が含まれます。

1. Sender Policy Framework (SPF)

SPFは、ドメイン所有者が、自社の代理としてメールを送信できるメールサーバを指定できる、電子メール認証プロトコルです。
受信メールサーバがメールを受信すると、そのドメインのDNS(ドメインネームシステム)にあるSPFレコードを確認し、メッセージが正当であるかを検証できます。

2. DomainKeys Identified Mail (DKIM)

DKIMは、ドメイン所有者がメールメッセージにデジタル署名を付与できるメール認証プロトコルです。
受信メールサーバは、この署名を検証することで、メッセージが送信中に改竄されていないことを確認できます。

3. STARTTLS

STARTTLSは、メールクライアントとサーバがプレーンテキスト接続を安全な暗号化接続にアップグレードできるようにするプロトコルです。
これにより、メールメッセージの盗聴や改竄を防ぐことができます。

4. DANE (DNS-Based Authentication of Named Entities)

DANEは、DNSを介して暗号鍵を安全に配布できるようにするセキュリティプロトコルです。
DANEは、メールサーバが使用する証明書を認証し、メールの暗号化を確実にするために使用されます。
これにより、中間者攻撃(Man-in-the-Middle Attack)を防ぐことができます。

結論

欧州委員会(EC)のDMARC導入推奨は、メールセキュリティの向上に向けた正しい方向への一歩です。
DMARCは、組織が自社のドメインを不正使用から保護するのに役立ち、フィッシングやメールスプーフィング攻撃に対する強力な防御手段となります。
DMARCを導入することで、企業はメールのセキュリティを強化し、ブランドの評判を守ることができます。

結論として、欧州委員会(EC)は、メールでやり取りされる機密情報を保護し、電子通信のプライバシーと完全性を確保するために、メール通信のセキュリティ強化を推奨しています。
個人および業務環境の両方で電子通信への依存度が高まる中、ハッキング、フィッシング、なりすましなどのサイバー脅威から保護するためのセキュリティ対策を講じることが不可欠です。
メールの暗号化や、SPF、DKIM、DMARCなどの認証プロトコルを使用することで、メール通信のセキュリティを大幅に強化し、個人や組織の機密情報を保護することができます。

欧州委員会(EC)のこの推奨は、デジタル時代における安全で確実な電子通信の利用を保証するための重要な一歩です。
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