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メールヘッダーパーサーとは?

メールヘッダーパーサーとは?

2024年2月23日
著者: Ahona Rudra
翻訳: 逆井 晶子

この記事はPowerDMARCのブログ記事 What is an Email Header Parser? の翻訳です。
Spelldataは、PowerDMARCの日本代理店です。
この記事は、PowerDMARCの許可を得て、翻訳しています。


メールヘッダーパーサーは、特定のメールメッセージのヘッダーを解析するためのツールです。
これを使用して、誰がメールを送ったのか、どこから送られてきたのか、送信された際に何が起こったのかを確認することができます。
このブログを読んで、メールヘッダーパーサーの仕組みや、どのようにして自分のメールを解析することができるかについて学びましょう。

なぜメールヘッダーを解析する必要があるのか?

メールが受信トレイに届くと、そのヘッダーには送信者に関するさまざまなデータが含まれています。
たとえば、送信者のロケーション、IPアドレス、ISP(インターネットサービスプロバイダー)、モバイルデータを使用しているかWi-Fiを使用しているかなどの情報が含まれています。
このデータは、各お客様にどのように対応するかを判断するために役立てることができます。

簡単に言うと、メールヘッダーパーサーは、メールのヘッダー情報を読み取り、そこからデータを抽出するソフトウェアです。
ヘッダーには、送信者や受信者に関する情報、その他のメール解析に役立つ詳細が含まれています。

ヘッダーパーサーを使用すると、メールからさまざまな情報を抽出することができます。
たとえば、誰が誰にメールを送ったのかを知りたい場合は、ヘッダーパーサーを使ってその情報を取得することができます。
メールがいつ送信されたか、いつ受信されたかを知りたい場合にも、このツールが役立ちます。

さらに、メールヘッダーパーサーは、SPF、DKIM、DMARCといったメール認証結果に関する情報も抽出することができます。

メール認証とは?そして、どのように役立つのか?

ほとんどの人は人生で少なくとも一度は詐欺メールを受け取ったことがあるでしょう。
そして、私たちは皆、フィッシング攻撃やその他の詐欺行為に直面し、リンクをクリックしたり、添付ファイルをダウンロードしたりするように誘導されたことがあるでしょう。
メール認証を使用すると、受信したメールが実際に送信者からのものであることを確認することができます。

メール認証は、SPFの場合のように送信者のIPアドレスを検証するか、DKIMの場合のようにドメインからの発信メッセージにデジタル署名を付与することによって機能します。

メール認証は、フィッシング詐欺やその他の詐欺から自身を守る手段として有効です。
その他のセキュリティ対策と組み合わせて使用すると、さらに効果的です。
オンラインで安全を保つためのベストプラクティスに従えば、詐欺に引っかかる可能性は大幅に減少します。

メールヘッダーにはどのような情報が含まれているのか?

ヘッダーには、メールや送信者に関するさまざまなフィールドが含まれています。
これらのフィールドには、次のようなものがあります:

メールヘッダーを手動で確認する際の問題

おそらくご存知の通り、メールヘッダーを手動で確認すると、その内容は乱雑で、XML形式になっており、読みづらく理解することが難しいです。
そこで、メールヘッダパーサーを使いましょう。

PowerDMARC メールヘッダーパーサー

PowerDMARCのメールヘッダーパーサーは、メールヘッダーを解析し、人間が読みやすい形式に変換するツールです。
技術的な知識がある人もない人も、簡単に理解することができるように設計されています。

Human(人間向け)」版と「Raw(生データ)」の切り替え図
「Human(人間向け)」版と「Raw(生データ)」の切り替え図

ワンクリックで「Human(人間向け)」版と「Raw(生データ)」版のメールヘッダーを切り替えられ、メール認証結果の詳細レポート、検証状況、および潜在的なエラーが表示されます。

メール認証結果の詳細レポート、検証状況、および潜在的なエラーの表示例
メール認証結果の詳細レポート、検証状況、および潜在的なエラーの表示例

PowerDMARCのメールヘッダーパーサーを使用してメールヘッダーを解析することで、フィッシング、なりすまし、BEC(ビジネスメール詐欺)などのメール詐欺から十分に保護されているか、メールセキュリティコンプライアンスを迅速に確認することができます。