ドメインレピュテーションチェック

信頼されるドメインが、配信率を変える

2023年9月1日
著者: Ahona Rudra
翻訳: 高峯 涼夏

この記事はPowerDMARCのブログ記事 How to Check Domain Reputation: Tools and Tips の翻訳です。
Spelldataは、PowerDMARCの日本代理店です。
この記事は、PowerDMARCの許可を得て、翻訳しています。

重要なポイント

1. ドメインの評価は、クレジットスコア（0〜100）のように採点されることが多く、メールの配信率やキャンペーンの成功に重大な影響を与えます。
2. ツールを使用して定期的にドメインの評価を確認し、ブロックリストの状態を監視して、問題が発生した際には迅速に対応するようにしてください。
3. メール認証（SPF、DKIM、DMARC）の実装は、正当性を証明し、評価を高めるための基本です。
4. 関連性の高いコンテンツによって受信者のエンゲージメントを維持し、スパムの兆候を減らすために、メールリストを常に整理し、検証済みに保ちましょう。
5. 送信量、スケジュール、コンテンツの品質を一貫して維持し、リンク短縮サービスのようなリスクの高い手法を避けることで、長期的なドメインの信頼性を築くことができます。

ドメインの評価（またはIPの評価）は、メールのパフォーマンスを大きく左右します。
特に、デジタルマーケティングやコミュニケーションのためにメールに依存している組織 ―― たとえば、コールドメールによるアプローチ、営業活動、リンクビルディング、ポッドキャスト出演の獲得などを行う企業 ―― は、常に強固なドメイン評価を維持する必要があります。
ドメインの評価が低いと、メールが迷惑メールフォルダに振り分けられるリスクが高まり、最終的にはキャンペーンの目標を台無しにしてしまうことがよくあります。

ドメインの評価を確認するには、さまざまなオンラインのIPレピュテーションチェックツールやサービスを利用することができます。
これらのツールは現在の評価状況に関する貴重な洞察を提供し、明確な出発点を示してくれます。
しかし、もしスコアが期待する水準に達していない場合、あなたが送るすべてのメールが、知らないうちにリーチ、コンバージョン、そしてブランド価値を損なっているかもしれません。

次のセクションでは、実際に何が危険にさらされているのか、そしてどのようにしてあなたのドメインを「高配信率を誇る強力な存在」に変えるのかを詳しく解説します。

ドメイン評価とは何か？

ドメイン評価またはIP評価とは、あなたのメール送信者としての評価を指し、クレジットスコアのような仕組みで機能します。
これは、インターネットサービスプロバイダー（ISP）があなたのメール送信履歴に基づいて付与するスコアで、通常は0から100の範囲で評価されます。
ドメイン評価は、Outlook、Yahoo、Gmailなどのメールサービスプロバイダーがあなたのドメインをどのように認識しているかを示す指標です。

つまり、あなたのブランドドメインの「健全性」や「状態」を表すものと考えることができます。
評価が高い（100に近い）ほどバウンス率が低くなり、受信者のメールボックスから「信頼できる送信者」とみなされやすくなります。
良好なメール評価を持っていれば、顧客に対して最も適切なチャネルを通じてメールを送信することができます。

また、相手があなたからのメールを受け取ったとき、良い評価を持っていることを知っていれば、そのメールを信頼してもらえる可能性が高まります。
インターネットサービスプロバイダー、メールボックスプロバイダー、そしてメールサービスプロバイダーは、あなたのメールを「受信トレイに入れるか」「迷惑メールフォルダに振り分けるか」を決定する主要なプレーヤーです。
この判断の際に考慮される主要な要素のひとつが、ドメイン評価なのです。

ドメイン評価の確認が重要な理由

あなたのドメインがDNSブロックリスト、IPブロックリスト、またはメールブラックリストに登録されてしまうと、IP評価やメールマーケティングのパフォーマンスに深刻な影響を及ぼします。
ブロックリストとは、インターネット上で「疑わしい」「スパム的」と判断されたドメイン名が隔離される“停止室”のような存在です。
もしあなたのドメインがドメインまたはIPブロックリストに載ってしまった場合は、すぐに対応する必要があります。

これはメールの配信率やメールマーケティングキャンペーン全体の成果を大きく（そして悪い方向に）低下させる可能性があります。
その結果、マーケティングメールが受信者に届きにくくなり、通信が受信トレイではなくスパムフォルダに送られてしまうおそれがあります。
さらに、ドメイン評価が悪化している場合、注文確認や配送通知といったトランザクションメール（取引メール）でさえスパムフォルダに入ってしまう可能性があります。

正当なメールが「悪いメール評価」のせいで影響を受けることほど避けたい事態はありません。
ドメイン評価をチェックする際は、関連するサブドメインの評価も併せて確認することが重要です。
サブドメインは悪意のある攻撃者に悪用され、フィッシング攻撃やマルウェア配布に利用されることがあります。

すべてのサブドメインが良好な評価を維持することは、ドメイン全体の健全性を守り、ユーザからの信頼を維持するために不可欠です。
したがって、定期的にドメイン評価の確認を行うことは、すべてのメールを確実にターゲット受信者の受信トレイに届けるために必要です。

また、自分のブランドのドメインがフィッシングやその他の悪意ある活動に不正利用されていないかを把握する助けにもなります。
2021年には、ブランドの83%がフィッシング攻撃を受けたと報告しており、サイバーセキュリティの専門家は2022年末までにさらに60億件の攻撃が発生すると予測していました。

ドメイン評価とIP評価の違い

ドメイン評価の確認方法

受信者のメールボックスは、あなたのドメインがメッセージ内でどのように使用されているか、そしてそのメッセージがどのような成果を上げているかを追跡し、複雑なアルゴリズムを用いてスコアを割り当てます。
各メールサービスプロバイダー（ESP）は、あなたのドメインに対して独自の評価を算出します。
たとえば、Gmailはあなたから受信したメールに基づいて1つのドメイン評価を持ち、Yahooは別の評価を持つといった具合です。

これらのスコアは、今後送信するメールが信頼されるか、それともスパムとしてマークされるかに影響を与えます。
ESPごとにスコアリングプロセスが異なるため、1つのドメインでも複数の評価を同時に持つことがあります。
評価確認ツールの多くは、複数のプロバイダーからスコアを収集して平均値を示してくれますが、配信率を高く維持するためには、各プラットフォームごとに個別に監視することが重要です。

ドメイン評価チェックツールを使用する

ドメインの評価を確認する最も簡単な方法は、専用の評価チェックツールを利用することです。
これらのサービスは、メールプロバイダー、ブラックリスト、その他の情報源からデータを収集し、あなたのドメインが信頼されているか、または警告フラグが立っているかを知らせてくれます。

1.PowerDMARC 評価監視ツール

PowerDMARCの評価監視ツールは、ドメイン評価チェックツールであり、200以上のRBL（リアルタイムブラックリスト）、リアルタイムデータベース、およびドメインブロックリストを監視するのに役立ちます。
ドメイン名またはIPアドレスを入力するだけで、グローバルブロックリストを確認できます。
ドメイン評価の確認を始めるには、PowerDMARCにサインアップし、左側のメニューバーにある「Reputation Monitoring（評価監視）」をクリックします。

2.McAfee TrustedSource

McAfeeが開発したTrustedSourceは、IP評価、URL評価、ドメイン評価、メールなどを分析するオンラインシステムです。
このツールを使用することで、あなたのURLがTrellixのデータベースに登録されているかどうかを確認できます。

3.Microsoft SNDS

Microsoft SNDS（Smart Network Data Services）は、送信スコア、スパムスコア、およびIP評価を確認できるツールです。
SNDSは、ネットワークトラフィック、メール送信量、スパム履歴や苦情などの要素を分析し、送信スコアと評価を割り当てます。

4.Google Postmaster Tools

Postmaster Toolsは、Gmail専用のツールで、IPおよびドメイン評価、スパム率、メール認証、配信エラーなどに関する幅広い情報を提供します。
Googleアカウントを持っていれば、すぐにアクセスして利用することができます。

5.Spamhaus

Spamhausはメールブロックリストを管理しており、ドメインがこれらのブロックリストに登録されているかを確認できる「ドメインブロックリストチェッカー」を提供しています。

メール指標を監視する

メールキャンペーンの指標は、ドメイン評価に関する問題の早期警告サインを示すことがあります。
高いバウンス率は、無効または古いメールアドレスに送信している可能性を示しており、ISP（インターネットサービスプロバイダー）からの評価を下げる原因になります。
開封率の急激な低下は、あなたのメールがスパムフォルダに振り分けられている可能性を示しているかもしれません。

わずかなスパム報告の増加でもスコアは急速に低下することがあり、退会率（購読解除率）が一貫して高い場合、プロバイダーはあなたのメッセージを「無関係」または「過剰」と判断するおそれがあります。
これらの指標を綿密に追跡することで、ドメインの信頼性に影響を与える前に問題を特定し、対処することが可能になります。

また、ローカルランクトラッカーを使用して、特定の地域でメールや関連コンテンツがどのようにパフォーマンスを発揮しているかを監視することもでき、アウトリーチ戦略の微調整に役立ちます。

ブラックリストチェックを実行する

ブラックリストに登録されてしまうと、あなたのメールは受信者に届かなくなる可能性があります。
MXToolboxなどのブラックリストチェックツールや他の確認サービスを使用することで、あなたのドメインまたはIPが警告フラグを立てられているかどうかを確認できます。

もし自分のドメインがリストに載っていることが判明した場合は、そのブラックリストが提供する削除手順に従って対応してください。
そのうえで、リスト登録の根本原因――例えば、リスト管理の不備、スパム的なコンテンツ、またはアカウントの不正利用――を解消し、再発を防ぐ必要があります。
定期的にブラックリストチェックを行うことは、メールを確実に受信トレイへ届けるための重要な安全対策です。

ドメイン／IP評価に影響を与える要因

今日の企業構造において、メールは欠かせない存在であり、企業はドメイン評価の低下を落とすわけにはいきません。
中でも、あなたのメール送信の習慣が最も大きな影響を及ぼします。
評価に影響する要因は数多くありますが、以下に主なものを挙げます。

ブロックリスト登録

メールボックスプロバイダーやインターネットサービスプロバイダーは、フィッシングやメールなりすましなどのサイバー犯罪を防ぐために、疑わしいドメインをブロックリストに登録します。
受信者があなたのドメインからのメールをスパムとしてマークすると、そのドメインはブロックリストに登録されます。
複数の受信者に送信した特定のメールでスパム報告率が高い場合、そのドメインはブロックリストに追加される可能性があります。

F ドメイン評価を改善するためには、メールのブロックリスト登録を避けなければなりません。
メールリストを定期的に整理し、新しい購読者のメールアドレスを検証することが効果的です。

低いエンゲージメント率

高い退会率や低い受信者エンゲージメントは、ドメイン評価を下げる要因となります。
これは、ESP（メールサービスプロバイダー）やISP（インターネットサービスプロバイダー）がドメインスコアを決定する際の主要な評価項目のひとつです。
件名行の最適化、A/Bテストの実施、魅力的なコピーの作成、CTA（行動喚起）ボタンの追加、ユーザビリティテストツールを用いたアクセシビリティ検証などは、エンゲージメント率を高め、ドメイン評価を改善するための実践的な方法です。

スパムトラップ

スパムトラップとは、ブロックリストサービスが隠された場所に設置している偽のメールアドレスのことです。
こうしたアドレスにメールを送信してしまうと、メールの配信率が著しく低下します。

チーム全体でスパムトラップの存在を理解し、それらにメールを送信しないよう教育することが重要です。
また、定期的なドメイン評価チェックを行うことで、メール運用における見落としや誤りを早期に把握することができます。

ドメイン年齢

ドメイン年齢とは、そのドメインが存在している期間を指します。
アンチスパムフィルタはこの情報を参照して、信頼性の評価に利用します。
新しいドメインは通常、中立的または低い評価からスタートします。

ドメインをより詳しく分析したい場合は、Wayback Machineの代替ツールを利用して、過去のコンテンツを確認するのも有効です。
また、コールドメール（新規開拓メール）をデータベースに対して段階的に送信していくことで、徐々にドメイン評価を高めることができます。

送信量の不安定さ

誠実なフリーランスマーケターは、ビジネスの成長に合わせてメールデータベースを拡大していきます。
つまり、ビジネスの成長とともに送信メール数が自然に増加します。
しかし、送信量が突然急増または急減すると、ISPにとって不審な挙動と見なされることがあります。

送信量が一定でない場合、ドメイン評価に悪影響を与えるため、適切な頻度とタイミングでメールを送信することが重要です。
定期的なキャンペーンスケジュールを確立することで、信頼を構築し、送信スパイクによる評価低下を防ぐことができます。

ドメイン評価を上げるには？

ドメインレピュテーションは、あなたのメール送信行動に依存します。
健全な状態を維持するために、以下のヒントに従ってください。

IPアドレスをウォームアップする

新しいIPアドレスには評価（レピュテーション）が存在しません。
その状態でいきなり数百通ものメールを送信すると、あなたのドメインはスパムのように見なされてしまいます。
スパマーはブロックリストを回避するために頻繁にIPアドレスを変更するため、ISP（インターネットサービスプロバイダー）は新しいIPアドレスから大量のメールが送信されることに警戒します。

そのため、最初から大量送信するのではなく、数週間（一般的には約15日ほど）かけて送信量を徐々に増やしていきましょう。
最初は少量（例：1日100通程度）から始め、段階的に増加させるのが理想的です。

メール認証プロトコルを使用する

メール認証プロトコルは、スパマーがあなたのドメイン名を悪用して詐欺メールやフィッシングメールを送信するのを防ぐために不可欠です。
メールサーバはこれらの技術を利用して、送信されたメールが正当であり、悪意のあるものでないことを確認します。

SPF

SPFは、あなたのドメインを使用してメールを送信することを許可されたIPアドレスのリストを利用する仕組みです。
これにより、送信者の正当性を確認できます。
また、受信者側のメールサーバに対して、認可されていないIPアドレスから送信されたメールをどのように扱うか（none＝許可、quarantine＝隔離、reject＝拒否）を指示することができます。

DKIM

DKIMは、メールヘッダーに暗号化署名を追加し、送信者の正当性を確認するとともに、メールが送信途中で改ざんされていないことを保証する仕組みです。
これにより、中間者攻撃（Man-in-the-Middle Attack）やその他の悪意ある行為を防止できます。

DMARC

DMARCレコードは、DNSにTXTレコードとして公開されるもので、SPFおよびDKIMの検証結果に基づいて、受信メールサーバに対しあなたのドメインのポリシーを通知します。
DMARCは、SPF、DKIM、またはその両方が一致（アラインメント）しているかを確認して認証を行います。
これを「DMARCアラインメント」または「識別子アラインメント」と呼びます。
さらに、あなたのドメインを使用して送信されたメールに関するレポートも提供します。

BIMI

BIMIは、ドメイン所有者やブランドが、メール受信時に公式のロゴを表示できるようにする仕組みです。
これにより、対応するメールボックスプロバイダーにおいて、すべての受信メールでロゴが一貫して表示され、信頼性とブランド認知をさらに高めることができます。
（なお、BIMIを使用するにはDMARCの有効な実施が必要です。）

一貫した送信量と関連性の高いメールを送信する

良好なドメイン評価を維持するもう一つの効果的な方法は、受信者にとって関連性が高く、魅力的で価値のあるメールを送信し、開封率を高めることです。
内容が有益であれば、購読者が他の人に転送してくれる可能性もあります。
また、スパムフィルターを作動させる原因となる急激な送信量の増減を避けるために、送信スケジュールと送信量を一定に保ちましょう。

購読者を検証し、リストの健全性を維持する

メールリストは定期的に整理しましょう。
検証ツールや信頼できる検証専門家を活用し、非アクティブ・無効・反応のないユーザ（スパムトラップを含む）を送信リストから削除します。

バウンス率を下げ、反応のある顧客のみにメールを送信することで、スパム関連の問題から評価を守ることができます。
さらに、効果的なオーディエンスのセグメンテーションを行い、LinkedIn Sales Navigatorのような信頼性の高いソースからメールアドレスを取得することで、ターゲットを絞ったアプローチが可能となり、エンゲージメントの向上にもつながります。

リンク短縮サービスを避ける

リンク短縮サービスは便利に見えますが、スパマーやハッカーが悪意のあるURLを隠すために悪用することが多くあります。
そのため、スパムフィルターは短縮リンクを警戒する傾向があります。
可能な限り完全なURLを使用し、配信に関する問題を回避しましょう。

送信者スコアを監視する

前述のツールを利用して、送信者スコアまたはドメイン評価を積極的に監視しましょう。
送信者スコアは通常0〜100の範囲で評価され、最適な配信率を確保するためには、常に90以上を維持することを目指すのが理想的です。

まとめ

メールの配信率を正しく維持することは簡単ではありませんが、不可能というわけでもありません。
最も効果的な方法は、健全なドメイン評価を維持することです。
そのためには、メール認証プロトコルを導入し、高品質で関連性の高いコンテンツを送信し、リストの健全性を保ち、一貫した送信運用を行い、評価指標を積極的に監視することが重要です。

送信者評価の違いを理解し、コンテンツが自社ドメインのカテゴリに適していて読者の期待に沿っていることを確認し、キャンペーン分析を継続的に追跡することで、すべての読者に確実にメールを届けることができます。
このプロセスをより簡単かつ効果的にするために、PowerDMARCの Reputation Monitoring Tool（評価監視ツール）の利用を検討してください。
このツールは主要な指標を統合し、認証遵守状況を監視し、配信率に影響が及ぶ前に潜在的な問題を警告してくれます。

よくある質問

どのくらいの頻度でドメイン評価を確認すべきですか？

少なくとも月に一度はドメイン評価を確認するのが理想的です。
特に大量のメールを送信している場合は、より頻繁に確認することをおすすめします。
定期的に監視することで、ブラックリストへの登録やエンゲージメント低下といった問題を早期に発見でき、配信率が下がる前に対応することが可能になります。

ドメイン評価はSEO（検索エンジン最適化）の順位に影響しますか？

メールにおけるドメイン評価は、Webサイトの検索エンジン順位とは別のものです。
不適切なメール運用が直接SEOを悪化させることはありませんが、エンゲージメントの低下、信頼の損失、マーケティングリーチの制限などを通じて、間接的にブランドの可視性に悪影響を与える可能性があります。

ブラックリストに登録されたドメインは復旧できますか？

はい、通常は復旧可能です。
まず、登録の原因を特定してください。スパム報告、無効なアドレスへの送信、またはアカウントの不正利用などが主な要因です。

その後、問題を修正し、メール運用を改善した上で、ブラックリスト運営者に削除申請を行います。
復旧にかかる時間は、プロバイダーや違反の深刻度によって異なります。