ユーザアクセス

Google WorkspaceでのTLSレポート送信

ページ作成日 2023/8/8
著者: 竹洞 陽一郎

Microsoft365では、TLSレポートが自動で送信されますが、Google Workspaceでは、明示的に設定をしないと送信されません。
このドキュメントでは、Google Workspace管理コンソールからTLSレポートを有効化する方法を解説します。

TLSレポートを有効化することで、MTA-STSで完全暗号化を保証された通信でメールを送ろうとした際に、送信先のMTAが対応していない場合に、レポートを受信することが可能になります。
このレポートを確認することで、MTA-STSをEnforceモードする前に、TLSによる暗号化通信によってメールの送信ができない相手先を確認できます。

1. Google Workspaceの管理コンソールにログインする

まずは、Google Workspaceの管理コンソールにある、「信頼性ルール」にアクセスします。

Google Workspaceの信頼性ルール

2. リストから「TLSエラー」を選択する

ルールリストから、「TLSエラー」を選択してダブルクリックします。
デフォルトでは、「無効」になっています。

TLSエラー

3. 「ルールを編集」をクリックする

「ルールを編集」をクリックします。

ルールを編集

4. 「ルールの詳細と範囲」

このページでは、設定する項目は無いので、「次へ:条件を表示」をクリックします。

ルールの詳細と範囲

5. 「条件」

このページでは、設定する項目は無いので、「次へ:操作を追加」をクリックします。

条件

6. 「操作を追加」

メインユーザは新しく作成したテンプレートを編集することができます。

ユーザリソースの編集ボタン
リソースグループの編集ボタン

注:ユーザアクセステンプレートがすでにユーザに割り当てられている場合、適切なテンプレート上で行われるすべての変更(リソースのステータスを有効から無効に変更する等)は、すでに割り当てられたテンプレートを持つユーザアカウントに影響します。

既存のユーザにテンプレートを割り当てる手順

  1. ユーザ管理セクションに移動します。
  2. 「編集」アイコンをクリックしてください。
  3. ユーザアクセステンプレートを割り当てます。
  4. 変更を保存します。

新規ユーザ追加時にテンプレートを割り当てる手順

  1. ユーザの管理セクションに移動します。
  2. 「追加」ボタンをクリックしてください。 新しいユーザの追加
  3. 全ての必須項目を入力します。
  4. ユーザアクセステンプレートを割り当てます。 ユーザのデフォルトリソースグループの選択
  5. リソーステーブルが無効になっており、テンプレート設定に従って適切なリソースが設定されていることを確認します。 リソース割り当ての確認
  6. 下にスクロールし、「追加」ボタンをクリックします。