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チュートリアル

Hosted BIMI

Hosted BIMIとは、BIMIの設定をGUIで行い、メールの受信箱に表示されるSVGフォーマットのシンボルマークとVMCを第三者のホスティングで提供する機能です。

テスト、設定項目

ドメインにおけるDMARCの執行

DMARCがBIMIの有効化要件を満たしているかどうかの確認です。
BIMIを有効化するには、DMARCの執行が必須です。
DMARCに適合しなかったメールについて、ポリシーで「100%隔離」か「排除」のいずれかを指定すればパスします。

有効なBIMIレコード

DNSに文法エラーがなく正しくBIMIのレコードが設定されているかどうかの確認です。
BIMIのロゴをアップロードすればパスします。

BIMIロゴ

現在登録されているBIMIのロゴの確認です。

BIMI証明書

現在登録されているVMC(Verified Mark Certificate)の確認です。
VMCを登録するとパスします。

ホスト型BIMI

BIMIの設定は、自社のインフラで可能ですが、手作業で行う必要があります。
そこで、第三者によるホスト型の設定をPowerDMARCで提供しています。
各企業が独自に自動管理のツールを開発するより、専用サービスであれば、開発・利用のスケールメリットがあるからです。

BIMIロゴのアップロード

BIMIのロゴとなるシンボルマークは、Tiny SVG(AdobeのIllustratorでは、Portable/Secure SVG)フォーマットである必要があります。
縦・横の比率が1:1が推奨です。
このロゴは、日本国内の場合は、特許庁で商標登録を済ませておく必要があります。

企業のロゴそのものは商標登録されている企業は多いですが、そのロゴのパーツとなっているシンボルマーク単体での商標登録はされていない企業が多いです。
シンボルマーク単体での商標登録は、ロゴの商標登録と同様に、1年ほど掛かるので、早めに商標登録に動いた方が良いです。

あと、企業のロゴにシンボルマークが無いものもありますよね。
その場合には、シンボルマークを別途デザインして商標登録するか、シンボルマーク付きのロゴをデザインして、ロゴとシンボルマークを商標登録する必要があります。

VMC証明書のアップロード(オプション)

VMC(Verified Mark Certificate)証明書をアップロードします。
「オプション」と記載されていますが、Gmailでロゴを表示させるためには必須となっています。

参照: 「VMC(Verified Mark Certificate)を取得する」

現在、VMCの発行を行っている認証局は、DigiCertとEntrustで、弊社はDigiCertの代理店としてVMCの販売・発行をお手伝いできます。
VMCの取得のためには、BIMIで表示させる縦・横が1:1の比率のシンボルマークを商標登録する必要があります。
弊社は、将星国際特許事務所と提携していて、もし御社が特定の特許事務所とのお付き合いがなければ、シンボルマークのデザインが他社と被っていないかのチェックから商標登録までお手伝いできます。

既にシンボルマーク単体で商標登録をお持ちであればVMC発行はあまり時間が掛かりません。
商標登録をされていない場合には、1年ほど掛かります。

CNAME設定

ホスト型BIMIの場合には、DNSのBIMIのレコードをCNAMEして、PowerDMARCに向けて頂く必要があります。
そのCNAMEの値を確認できます。
CNAME設定を御社側DNSで設定して、レコードが確認できれば、Hosted BIMIの設定が有効化されます。