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オンラインでメッセージヘッダを表示・分析する方法

オンラインでメッセージヘッダを表示・分析する方法

2023年11月25日
著者: Ahona Rudra
翻訳: 竹洞 陽一郎

この記事はPowerDMARCのブログ記事 How to View and Analyze Message Headers Online? の翻訳です。
Spelldataは、PowerDMARCの日本代理店です。
この記事は、PowerDMARCの許可を得て、翻訳しています。


メッセージヘッダには、メールの配送経路や送信者の認証に関する貴重な情報が含まれています。
このデータは、メッセージ配送システムに関するエラーの解決や、ドメイン名を狙う悪意のある活動の追跡に役立ちます。

メッセージヘッダ分析ツールは、オンラインで利用できる分析ツールで、ドメイン所有者がメッセージヘッダの様々な側面を視覚的に調査できるようにします。
これには、メッセージ送信元、IPアドレス、送信組織、関連するドメイン名、日付や時間などが含まれます。
この情報は、メッセージが本物か偽物かを判断する必要がある時に役立ちます。

メッセージヘッダとは何か?

メールメッセージの先頭に位置するメッセージヘッダには、伝送やメッセージ自体に関する重要な詳細が含まれており、電子通信の内容を明らかにします。
このセクションにはフィールドやメタデータが含まれており、メッセージがどのように作成、送信、配信されたかについての多くの詳細が示されています。
通常、受信者には見えないものの、メッセージヘッダはメールシステムやサーバによるメッセージの正確な処理やルーティングにとって基本的なものです。

メッセージヘッダを表示する方法

メッセージヘッダには、メールメッセージに関するさまざまなメタデータと情報が含まれています。
これらの隠されたヘッダは通常、受信者には表示されませんが、メールサーバやシステムがメッセージを正しく処理しルーティングするために不可欠です。

さまざまなメールクライアントやWebメールサービスでメッセージヘッダを表示するには、以下の一般的な手順に従ってください。

Google/Gmail

メッセージヘッダ分析ツール
  1. 表示したいメールを開きます。
  2. メールの右上隅にある三つの点(その他のオプション)ボタンをクリックします。
  3. 「メッセージのソースを表示」を選択します。これにより、新しいタブまたはウィンドウが開き、完全なメッセージヘッダと内容が表示されます。

Microsoft Outlook (Webバージョン)

Microsoft-Outlook-(Webバージョン)
  1. 表示したいメールを開きます。
  2. メールのツールバーにある三つの点(その他の操作)ボタンをクリックします。
  3. 「View message details」(日本語では「メッセージのソースを表示」)を選択します。これにより、完全なメッセージヘッダが含まれるポップアップウィンドウが開きます。

Microsoft Outlook (デスクトップバージョン)

  1. 表示したいメールを開きます。
  2. メールをダブルクリックして別のウィンドウで開きます。
  3. 新しいウィンドウで、「ファイル」メニュー(または一部のバージョンでは「メッセージ」タブ)に移動します。
  4. 「プロパティ」を選択します。これにより、「Internet Headers」セクションにメッセージのプロパティを含むダイアログボックスが表示されます。

Apple Mail (macOS)

Apple-Mail-(macOS)
  1. 表示したいメールを開きます。
  2. メニューバーで「表示」をクリックします。
  3. 「Message」を選択し、その後「All Headers」を選択します。これにより、メール内の別のセクションで完全なメッセージヘッダが表示されます。

Thunderbird

Thunderbird
  1. 表示したいメールを開きます。
  2. メニューバーで「表示」をクリックします。
  3. 「Message Source」を選択します。これにより、完全なメッセージヘッダとソースコードが表示される新しいウィンドウが開きます。

メッセージヘッダ分析の目的

メッセージヘッダ分析ツールは、以下のようなさまざまな目的で使用されます。

メールメッセージのトラブルシューティング
メッセージヘッダ分析ツールは、メッセージ配信の問題の診断に役立ちます。
メールメッセージのヘッダを調べることで、様々なメールサーバを通過するメッセージの経路を追跡し、遅延を特定し、メールのバウンスや配信失敗などの問題の原因を突き止めることができます。
セキュリティ分析
メッセージヘッダ分析ツールは、フィッシング試みやスパムなどの疑わしいメッセージの源泉を調査するために使用されることがあります。
メッセージヘッダを分析することで、メッセージの発信元や真正性に関する情報が明らかになります。
ネットワーク監視
HTTPリクエストやネットワークパケットなどのネットワーク通信において、メッセージヘッダ分析は、ネットワークトラフィックの源泉、目的地、内容に関する洞察を提供します。
これは、ネットワーク管理者やセキュリティ専門家がネットワークの問題を監視し、トラブルシューティングする上で貴重です。
コンプライアンスと追跡
組織は、メール基準や規制の遵守を確保するために、しばしばメッセージヘッダ分析ツールを使用します。
これは、機密情報の経路を追跡し、安全に取り扱われていることを確認するのに役立ちます。

通常、メッセージヘッダ分析ツールは、ヘッダ情報を解析された読みやすい形式で表示することで、ドメイン所有者の分析プロセスを容易にします。
これにより、メッセージの経路やネットワーク通信の詳細を理解することがより簡単になります。

PowerDMARCのメッセージヘッダ分析ツールの優れている点は何か?

PowerDMARCのメッセージヘッダ分析ツールは、市場に出回っている平均的なツールよりも優れています。
これは、ヘッダ情報の即時分析を提供するだけでなく、以下のような特徴があるためです。

メッセージヘッダの分析方法

メッセージヘッダの分析を開始するには、以下の手順に従ってください。

PowerDMARCに無料でログイン

無料トライアルでPowerDMARCアカウントを作成し、ポータルにアクセスします。

PowerDMARCでログイン

メニューから「分析ツール」をクリック

左側のメニューバーから「分析ツール」に移動し、「Mailauth Analyzer」をクリックします。
これがあなたのメッセージヘッダ分析ツールです。

MailAuth Analyzer

あなた専用に生成されたメールアドレスに対してメールを送信するか、「ヘッダをアップロード」のボタンをクリックして解析したいメールヘッダをCopy&Pasteしてアップロードします。

メッセージヘッダ分析アイコンをクリックして詳細レポートを表示

ここでは、メッセージの認証ヘッダ、アライメント状態、公開されたDMARCポリシーモード、Return Path、Fromアドレスなどの関連情報が表示されます。

分析されたヘッダ情報

生のメッセージヘッダと分析済みメッセージヘッダの形式を表示

メッセージヘッダをその生の元の形式で表示したい場合は、「raw」タブをクリックして結果を表示できます。
また、以下に示すように「Human」タブをクリックすることで、分析済みの人間に読みやすい形式でメッセージヘッダを分析することもできます。

メッセージヘッダ分析ツール

重要なメッセージヘッダフィールドの理解

以下に、情報の起源を調査するために分析できるいくつかの重要なメッセージヘッダフィールドを示します。

From
このフィールドは送信者のメールアドレスを表示します。
To
このフィールドは受信者のメールアドレスを表示します。
Subject
これはメッセージの件名です。
Date
メッセージが送信された日付を示します。
Received
メッセージを処理したサーバの履歴を表示します。これにより、メッセージが通過した経路を追跡するのに役立ちます。
Message-ID
メッセージの一意の識別子。

分析のための専門家の助けを求める

PowerDMARCは、メールの保護を拡大し、組織の全体的なセキュリティを強化しようとしている企業に24時間体制で支援を提供するために訓練されたメールセキュリティの専門家チームによって構成されています。
今日、私たちに連絡して、あなたのメール認証の旅で報われる結果を目の当たりにしてください!