BIMIレポート
BIMIレポートは、PowerDMARC内のレポート機能です。
DMARCアグリゲート(RUA)レポートのデータを分析し、ブランドロゴが受信者の受信ボックスに正しく表示されているかどうかを検証します。
仮定や手動確認に頼ることなく、BIMI評価に関する受信側からの実際のフィードバックを可視化します。
ロゴの表示率、証明書の有効性、BIMIが合格・不合格となっている送信元を正確に把握できます。
- この機能が重要な理由
-
BIMIを実装しても、ロゴが必ず表示されるとは限りません。
DMARCアライメント、証明書の種類、メールボックスプロバイダーのサポート状況など、さまざまな要因がロゴの実際の表示に影響します。
BIMIレポートは、そのような可視性のギャップを埋める機能です。
BIMIレポートへのアクセス
左側のサイドバーから レポート > BIMIレポート に移動してください。
データのフィルタリング
ページ上部の以下のコントロールを使用して、表示範囲を絞り込みます。
- ドメイン
-
ドロップダウンから分析対象のドメインを選択します。
右上のセレクターから ドメイングループ でのフィルタリングも可能です。 - 日付
-
レポート期間の日付範囲を選択します。
カレンダーアイコンを使用してカスタム範囲を設定してください。 - フィルター
- フィルターボタンをクリックすると、データセットに追加のフィルターを適用できます。
ダッシュボードメトリクス
フィルターを適用すると、上部セクションに選択したドメインと期間の4つのサマリーメトリクスが表示されます。
| メトリクス | 説明 |
|---|---|
| 総通数 | 対象期間のDMARCアグリゲートレポートに記録されたメールメッセージの総数 |
| DMARCコンプライアンス | DMARC評価を通過したメッセージの割合 |
| BIMI合格率 | BIMI評価を通過したメッセージの割合(DMARCコンプライアント+有効なBIMIレコード+有効な証明書) |
| ロゴ表示率 | 受信者のメールボックスでブランドロゴの表示が確認されたメッセージの割合 |
配信状況・BIMI導入チャート
配信状況・BIMI導入チャートは、1日ごとのメッセージ数を3つのカテゴリに分けてグラフ表示します。
- ロゴ表示済み
- BIMIロゴの表示が確認されたメッセージ
- ロゴ未表示
- 配信されたものの、ロゴが表示されなかったメッセージ(証明書の欠如、メールボックスプロバイダー非対応、DMARCの非準拠などが原因)
- データなし
- レポートから解析可能なデータが存在しなかったメッセージ
このチャートを活用することで、BIMI設定変更の影響を時系列で追跡し、ロゴ表示の失敗件数の急増を把握できます。
BIMI証明書の概要
BIMI証明書の概要ドーナツチャートは、レポート期間中のメッセージに関連する証明書の種類を分類して表示します。
| 証明書の種類 | 説明 |
|---|---|
| VMC証明書 | 認定認証局(CA)が発行するVerified Mark Certificate。主要なメールボックスプロバイダーがロゴ表示に要求する証明書。 |
| CMC証明書 | 一部のプロバイダーが受け付けるCommon Mark Certificate(代替証明書) |
| 証明書なし | BIMI証明書が添付されずに送信されたメッセージ。 |
| 無効な証明書 | 証明書は存在するが、検証に失敗したもの。 |
| データなし | アグリゲートレポートに証明書情報が含まれていないもの。 |
レポート概要(詳細内訳)
チャートの下にスクロールすると、レポート概要テーブルにアクセスできます。
送信元ごとのBIMIパフォーマンスの詳細を確認できます。
このテーブルは階層構造になっており、3つのレベルに展開できます。
レベル1 — レポート組織
最上位では、データを報告したメールボックスプロバイダー(例:google.com、outlook.com)ごとに結果がグループ化されます。
| カラム | 説明 |
|---|---|
| レポート組織 | アグリゲートレポートを送信したメールボックスプロバイダー |
| 通数 | この組織が報告したメッセージの総数 |
| DMARCコンプライアント | DMARC評価の合格/不合格数と割合 |
| BIMIコンプライアント | BIMIチェックを通過したメッセージの割合 |
| BIMIサポート | このレポート組織がBIMI評価をサポートしているかどうか |
| ロゴ表示 | ロゴの表示が確認されたメッセージの割合 |
レベル2 — 送信ホスト名・IPアドレス
レポート組織の展開矢印をクリックすると、その通数に寄与している個別の送信ホスト名および送信元IPアドレスに掘り下げることができます。
DMARC、BIMI、ロゴ表示の各メトリクスはこのレベルでも同様に表示されます。
レベル3 — Fromドメイン別・日付別の詳細
送信ホスト名の行を展開すると、追加情報とともに日次の詳細が表示されます。
| カラム | 説明 |
|---|---|
| Fromドメイン | メッセージのRFC5322 Fromドメイン |
| 総通数 | 該当日に当該ドメインから送信されたメッセージ数 |
| 日付 | レポート対象日 |
| DMARCコンプライアント | 合格/不合格の指標 |
| BIMIコンプライアント | 合格/不合格の指標 |
| 証明書の種類 | 使用された証明書の種類(VMC、CMC、またはなし) |
| ロゴ表示 | ロゴが表示されたかどうか |
| 失敗の理由 | BIMIが失敗した場合の原因。失敗がない場合はN/Aと表示。 |
展開された各セクション下部のページネーションコントロールで結果を移動できます。
テーブル右上の CSV出力 をクリックすると、全データセットをダウンロードできます。
BIMIレポートによるロゴ表示の判定方法
BIMIレポートは、以下の条件をすべて満たしているかどうかに基づいて、ロゴ表示の適格性を評価します。
- メッセージが DMARCコンプライアント(SPFまたはDKIMのアライメント合格)であること
- 送信ドメインに有効な BIMI DNSレコード が公開されていること
- サポート対象の 証明書の種類(VMCまたはCMC)が添付され、有効であること
- 受信メールボックスプロバイダー がBIMI評価をサポートしていること
上記の条件のいずれか1つでも満たされない場合、ロゴは表示されません。
すべてのメールボックスプロバイダーがBIMI評価結果をアグリゲートレポートで返却するわけではありません。
評価データが返却されない場合、そのメッセージはチャートおよびテーブルで「データなし」として表示されます。
さらに詳しいサポートが必要な場合は、テクニカルサポートにお問い合わせください。